田中の静寂、薬源山本福寺。
薬源山本福寺は東金市上谷にある顕本法華宗の寺院です。無住寺で、代務寺院は慈雲山安住寺(白子町古所)。本尊は三宝尊及び日蓮大聖人御尊像。前身は同所にあった薬師山本浄寺。旧本山は安国山最福寺(東金市東金)。昭和期に、同じく東金市上谷にあった要源山常福寺を合併改称して再創建。第1世は徳行院正應日喜上人(平成2年に遷化)。前身である薬師山本浄寺の創建は天正2年(1574年)。合併した要源山常福寺の創建は慶長20年(1615年)。
名前 |
本福寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0475-55-2575 |
住所 |
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HP | |
評価 |
2.8 |
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田中の小集落に所在する思いの外立派な寺院。集落の周りは田圃が広がり、その中の小集落は細い道が入り組んでいる。北東の田圃越しに本堂の屋根を認め、真っ直ぐに目指そうとするも、民家や田圃に阻まれ迂回する事になった。前面に道路が接続している訳ではなく、側面の道路から直角に折れて境内へ進入する形となる為、若干の違和感がある境内となっている。境内入口には往古近くにあった二つの寺院が合併し、本福寺となった経緯が碑文として残されている。境内は非常にさっぱりした雰囲気で、合併して出来た寺院であるから当たり前かも知れないが、古木や古碑の類は無い。一方で、本堂は無住でありながら中々に立派な建物。周辺には住職が居ても、もう少しこじんまりとしている寺院も多い中、驚いた。きっと合併の際の集落の檀家の人達が後世に残す為に頑張ったんだろう。本堂が中々に立派な為、逆に何か勿体無さを感じてしまう境内であった。