この地域に伝わる昔話「八人ぞわ」干潮になると現れる...
名前 |
八人ぞわ |
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ジャンル |
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住所 |
〒725-0231 広島県豊田郡大崎上島町東野生野島6579 |
評価 |
5.0 |
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この地域に伝わる昔話「八人ぞわ」干潮になると現れるこの岩礁は好漁場として有名でした。昔この岩礁に八人集まって連絡船を使って潮干狩りに来ました。連絡船はまた後で来ると残し、八人は沢山の海の幸を獲るのに夢中になっていました。しかしながら天候は一変。強い西風が吹くようになりました。待てども待てども連絡船は来ず、潮がだんだんと満ちてきます。帆船が主流の時代、風向きが変われば船は思うように進むことはできませんでした。島に泳いで帰ろうにも距離は近いのですが、契島と生野島の瀬戸は激流でとても泳げるようなものでは無かったようです。あわれ八人は満ち潮に流されて亡くなったと言います。それからはこの岩礁のことを八人ぞわと呼ぶようになったとか。 参考文献「ひろしまの昔ばなし」「ぞわ」とはこのあたりでは、岩礁などのことを指す言葉だそうです。