1648年の薬師堂、波の伊八の竜虎!
薬王院の特徴
1648年建立の薬師堂は渋みのある文化財です。
初代波の伊八の欄間には見ごたえがあります。
竜と波が彫られた一枚板の作品に感動します。
県指定重要文化財、1648年建立の薬師堂はなかなかと渋みのある良いお堂です。無住のお寺とのことですが、手入れも行き届き、荒れた様子はありません。本堂には「波の与八」の彫り物を入口のガラス越しですが観ることが出来ます。境内の石仏群と合わせのんびりと拝観することをお勧めします。
本堂内陣にある竜虎の欄間は初代「波の伊八」こと武志伊八郎信由の作品で、七七×四四〇センチの一枚板に彫り込まれた竜と波、虎と霞の対比が素晴らしく、見ごたえは十分です。当時二十代後半であった伊八の技量と才気がうかがえます。ただ、本堂入口は通常鍵がかかっているため、ガラス戸越しにのぞきこむほか鑑賞の手立てはありません。無住の寺院ゆえ致し方ない部分もありますが、今後の改善に期待しつつ判断保留で☆三つの評価です。
名前 |
薬王院 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
3.2 |
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波の伊八巡りで参拝。無人の小さな神社。本堂欄間に初代伊八の竜虎の図の彫刻があります。ものすごい立体感で実際の木材の厚み以上の奥行きを感じさせる技はさすが。無人のためガラス越しに拝見。