大田区の歴史を無料で満喫!
大田区立郷土博物館の特徴
大田区立郷土博物館の敷地は佐藤玄々の自宅とアトリエ跡地で興味深い。
無料で多様な展示があり、川瀬巴水展は特に見応えがあった。
旧石器時代から現代までの歴史がわかりやすく紹介されている。
普段はあまり乗らない都営浅草線を中延駅から乗り換えて、西馬込駅へやってきました。東京が好きなので、郷土資料館巡りを広げています。大田区は海に面して東海道も通っているので、文化的に華やかで面白く感じる地域です。そんな大田区の郷土博物館が面白くないはずが無いです。結果的に言うと、大満足の訪問となりました。こちらかなり面白かったです。西馬込駅からは、東口から出て徒歩でも10分程度かと思います。(間違えて西口に出たら、目の前の第二京浜を挟んで反対側に東口がありますよ)ゆるやかな坂をまっすぐ登ると右側にあります。先ずは館内に入場して常設展の3階までエレベーターを利用したのですが、このエレベーターがあまりに素晴らしいのです。笑これが大手町や丸の内にあるオフィスビルに来たような錯覚を覚えるぐらいなんですよ。たぶん皆さん驚くと思います。3階に上がると期待していた文士村コーナーです。これがあるから、他の区よりも文化的な厚みが全然違って感じるのかもですね。あと、私はこれまで新版画の川瀬巴水らが大田区にゆかりがあるって全く知りませんでした。ジョブスがファンで収集してたという逸話もありますよね。こちらは1階でポストカードも売ってますので、おすすめですよ。他にもしっかりと戦中戦後も扱っていたりと、しっかりと歴史に目を向けた姿勢が素晴らしいと思います。文士村があるし、企画展なんかは困らないほどネタが詰まった大田区はやっぱり良いですね。滞在していて全然飽きませんでした。
入場無料でありながら、質があって素晴らしい施設であり、興奮必至。古代の大田区の展示では、埋葬された縄文時代のイヌの遺骨があり、柴犬以前の異なるイヌの形態が窺われて興味深いし、その時代も大切に飼われていたんだなぁと汐るものがある。また故意に穴を開けた土器には遥か昔の精神世界が見られたりする。江戸期には庶民が多摩川で鮎獲りを楽しみ、もちろんここぞとお洒落を発揮。大森海岸では海苔の養殖を行ってはベカ船の展示もあり、山本周五郎の『青べか物語』の世界がここでもあったのかも。宇野千代をはじめとした馬込文士は毎晩どんちゃん騒ぎで川端康成は逃げ出したとかも抱腹もの。「新版画」で著名な、大田区居住の川瀬巴水の作品も唸るものがあるが、また伊東深水や高橋松亭の作品も素敵で、日本だけでなく海外でも評価されて売れた、というのも納得である。渋沢栄一が企画した田園都市構想が田園調布に結実する過程、そして戦後昭和37年の蒲田駅を描いた安西啓明という画家の『国電新旧蒲田駅』という作品も汐る。鉄筋コンクリートモダニズムの「ビルヂング」が背後に建設される中、蒲田駅は未だ木造で、深いこげ茶色の跨線橋などその歩けばギシギシと軋む音が聞えてきそうであるが、世の中の活気は全てを飲み込んでいく瞬間である。見ていては時間が過ぎるのも忘れ、その他にも本当はまだまだ紹介したいことがあるのにここまで泣く泣く削ぎ落したんだろうなぁと想像できたりもする。とはいえ先日の『大勾玉展』は大盛況だったそうで、また訪問する機会があるに違いない。都営浅草線の西馬込駅から歩いて10分しない程度。
都営地下鉄浅草線西馬込駅東出口を出て第二京浜国道を左手に進み左折して直進した登り坂の途中にある郷土博物館で徒歩にして6〜7分程度の距離である。歩くのが苦手な方はJR京浜東北線大森駅西口より東急バス01系統か02系統で万福寺前バス停下車徒歩1分である。常設展は無料であるが国指定史跡亀甲山古墳の出土品の展示や馬込文士村の作家・芸術家の紹介、蒲田駅近くの大田区区民ホールアプリコが在る場所に存在していた松竹キネマ蒲田撮影所の撮影風景模型や航研機の模型、昭和天皇の立太子礼祝いに作成献上された2つのとんび凧の1つ7.2mの大きさの六郷とんび凧、川瀬巴水の版画等見所は多い。フォトスポット以外撮影禁止であり、企画展は有料であるが常設展示だけでも素晴らしいのでお薦めしたい場所である。
最寄り駅からもそんなに遠くはないですが、坂道が多いので車椅子などは少し大変かも。馬込文士村の紹介など、知らなかった土地の歴史が分かる常設展示が多くあります。企画展が面白いので、何度か足を運んでいます。風光明媚な浮世絵版画の川瀬巴水の地元ということでオリジナルカレンダーを販売していました。(2022年10月)
初めて伺いました。R4.8.2~10.16企画展「大勾玉展」を見てきました。日本全国から、1500点もの勾玉を展示され大きさは数ミリから10センチ以上まで、ヒスイ・メノウ・水晶など、デザインもさまざまで縄文~古墳時代の豪華な宝物を展示していました。(写真撮影不可)他に大田区内の常設展もなかなか見物で、是非見てください。尚企画展は有料ですが、65才以上で証明書があれば無料です。
常設展示は,近現代に力を入れているのが特徴だが,縄文から戦前までについては,一部屋に押し込めてしまっている。時系列順に展示するスタンダード方式。麦わら細工の存在を初めて知ったが,かなり完成度が高い。獅子舞の展示の仕方がNHKの政見放送を彷彿とさせる。
大田区の歴史を知れる博物館。大きくはないが入場料は無料で暇つぶしにもってこい。地元にこんな秘密があったのかと驚くこと請け合い。特に多摩川周辺で発掘された縄文、弥生時代の遺物コーナーがとても興味深い。いつ行ってもガラガラなので(それはそれで寂しいが)子供連れでものんびり過ごせる。
無料でもかなり見ごたえあり。郷土の歴史を分かりやすく展示しています。
大田区の横山せんべい店主の方が、羽田の昔からの写真を撮り続け、大田区中の昔の懐かしい写真を元には二時間のお話しを楽しく聴きました。無くしてはいけない日本の文化を感じました。
名前 |
大田区立郷土博物館 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
03-3777-1070 |
住所 |
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HP |
http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/manabu/hakubutsukan/index.html |
評価 |
4.0 |
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博物館の敷地は元々佐藤玄々(朝山)の自宅とアトリエがあった場所である。古代から近代まで、収蔵品のジャンルは多岐に渡っている。区民でなくとも入館無料なのは嬉しい。ショップが充実しているのも良い点だ。テーマに沿った地図類は安価である。