まいまいず井戸の謎、探求を!
五ノ神まいまいず井戸の特徴
地面をすり鉢状に掘った独特の井戸が魅力的です。
まいまいず井戸の名称は、かたつむりに由来しています。
鎌倉時代に作られた歴史的な井戸を楽しめます。
2023年11月23日10:00訪問:鎌倉時代に作られたという井戸。羽村駅の東口にある西友の隣にあります。五ノ神社に接していて、神社の創建は601年(推古天皇9年)、それからこの地に井戸があったということは、水がいかに当時の人たちにとって大切で神聖なものであったことがわかります。垂直に掘り進む技術が無かったため、鉱山の露天掘りのようにすり鉢状になっていました。同じような井戸が狭山にもあるとのこと。行ってみたいと思いました。
地面から直接ではなく、深いところへ擂り鉢状に一度大きく掘り進めてから井戸を掘るという発想が興味深いです。砂礫地であるが故の知恵に驚きます。擂り鉢状に掘るだけでもかなりの労力を必要としたはずで、現在まで渇れたことがないのはそのためかなと思います。こういう形を初めて見ました。脱帽です。
まいまいず井戸とは、地面を大きくすり鉢状に掘りくぼめ、その底面から掘り抜いたものです。「まいまい」はかたつむりの別名で、すり鉢状の窪みの斜面を螺旋状にくだって水を汲むことから命名されたとされる。その分布は、武蔵野台地や伊豆諸島に集中し、地下水位の低い環境で生み出された形式と考えられ、地域によっては昭和30年代まで利用されていた。この井戸は、地表面での直径は約16m で底面の直径は約4m、深さ約5.5m の窪地の中央に直径約1m、深さ約7.4m井戸の中から鎌倉・室町時代の板碑が出土していた記録があることから、中世に遡る可能性があり、側にあった熊野神社(現在の五ノ神社)と共に、村落の中心的な施設として使用されてきたものと考えられている。
まいまいずとは、かたつむりのことで、井戸に向かって降りる通路の形がこれに似ているため名づけられたものである。この井戸は地元伝説では大同年間(八〇六〜八一〇)に創始されたものとしているが典拠はない。形態および板碑などの出土からみて、鎌倉時代の創建と推定される。さく井技術の未発達の時代に筒状井戸の彫りにくい砂礫層地帯に井戸を設ける必要から、このような形態をとるにいたったものである。おそらく、隣接の熊野神社(現在・五ノ神社)とともに村落の中心になって継続して使用されてきたものと思われる。元文六年(一七四一)に、当時の五ノ神社の村中の協力で井戸普請が行われた記録があり、その後も数回修理されてきたが、昭和三十五年町営水道開設に伴い使用を停止した。地表面での直径約一六メートル、深さ約四・三メートル、スリバチ状の窪地の中央に直径約一・二メートル、深さ五・九メートルの堀り井戸がある。地表面からは周壁を約二周して井戸に達するようになっている。
名前 |
五ノ神まいまいず井戸 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
042-555-9667 |
住所 |
|
評価 |
4.0 |
周辺のオススメ

興味の無い方には、これだけなの?って面白くもないかも知れませんが、駅チカも嬉しいし、現場に立つと、何故だかとても懐かしい気がして去りがたい不思議な気持ちに成ります❤️新緑の頃、雪景色の時など、色んなシチュエーションの時に伺いたいと思います、府中にも、同じまいまいず井戸が有るのですが、コロナで閉鎖されてました。