桜舞う作延城跡、静かな散策。
作延城跡の特徴
作延城跡は多摩川沿いの防衛拠点として重要な位置を持つ歴史的スポットです。
梅や桜の木が点在し、花見シーズンに訪れる人々を魅了します。
鎌倉時代に築城された背景を持つが、現在は石碑のみとなっている静かな場所です。
石碑に「作延城跡」としか記されてはいませんが、この地から多摩川に沿って、対北(奥州藤原氏)への防衛拠点が並んでいます。石碑を裏側に立って正面(巽の方角)には、作延城を築城した稲毛三郎重成が創建した赤城神社が、石碑の正面に立って左手(西側)を望めば、阿野全成が源頼朝公から与えられた武蔵国長尾寺(今は妙楽寺)がその麓に建立されています。その先には、稲毛三郎重成の本拠である桝形城、さらに館があった広福寺、最期は鎌倉道・矢野口の渡しを抑える小沢城とどんどん繋がっていきます。石碑がひとつ建っているだけですが、天気の良い日にこの高台から西側を眺めるだけで面白いものです。
武蔵溝ノ口駅から歩いて20分ほどでした。津田山駅からだと近くなるのですが、乗り換え時間を考えると、武蔵溝ノ口駅からでよいかと思って歩きました。城址碑と説明板が建てられています。稲毛三郎重成が築いたものと言われています。
緑ヶ丘霊園内、噴水の東側。目立たないので標識をさがすこと。天気が良ければ見晴らしがよい。
石碑や説明看板の周辺に梅や桜の木があります。
桜の季節は素晴らしい!今は坂道の枝は切ってしまっていますので2021年は更にきれいでしょう!
津田山駅から、歩いていきました。作延城良かったです!
お墓参りにいって来ました❗️ここは花見スポット。傷んだ桜の木は切断してありました。今までお疲れ様‼️しかし新たに1.5メートル位の苗が沢山植えてありました。これからも仏様や訪れる人を癒し、楽しませてほしいな‼️
史跡として確認されている城跡は全国に1万件を超します。その中のひとつ。小高い丘の上に造られた史跡周辺の地形は、霊園整備のために多少変形したものの、ほぼ変わらない姿を鎌倉時代から続いているのでしょう。景観は雑木に囲まれてすっきりとした眺めにはなりませんが、春は巨木の桜が咲きほころび素晴らしい眺めになります。津田山駅から行くもよし。久地駅から山間の階段120段を登りながら楽しみながら向かうのもよし。立ち並ぶ墓石の中にあるので見落とさないようにしよう。
霊園建設によって、地形が改変され、現在土塁や空堀といった遺構は残されておらず、石碑と説明板があるだけです。ここからの眺めは、西半分くらい津田山によって遮られますが、溝の口駅方面はよく見ることができます。
名前 |
作延城跡 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
〒213-0033 神奈川県川崎市高津区下作延5丁目10−25 |
評価 |
3.2 |
周辺のオススメ

新編武蔵風土記稿にも記述は少なく、案内板には「この付近を作延城の跡と推定しています」とある。多摩川流域の他の城址から察すると、多摩川を望める丘の北側に築城するのではないだろうか?遺構が無いのであればそれも空論。確定できない歴史の空白をあれやこれや想像させる史跡である。