茂木家の歴史と共に、良質な郷土博物館。
野田市郷土博物館の特徴
キッコーマンを設立した茂木家の歴史を知る貴重な場所です。
無料駐車場があり、便利に訪れることができますが、場所に注意が必要です。
入口入って右には、旧邸が時間決めで貸出されている魅力的なエリアがあります。
郷土博物館という中身は野田市による「キッコーマン醤油資料館」である。ほぼ醤油つくりに特化した公立資料館。総二階建て作りだが、壁面にぐるりと展示されたものを見る感じ。「昔の醤油つくりの道具やら工程やらすごいでしょ」と学ぶ。無料で評価の高さから期待したが正直それほどしょう油に興味がないと感動もそれなりかもしれない。ボランティアガイドさんらはフレンドリーで話好き。「わが町の誇りキッコーマン」への地元愛は熱烈で胸焼けするほど伝わってくる。
郷土資料館とか博物館というと、役所の一画に設置された薄暗い部屋というイメージですが、これを一新してくださいましてありがとうございました。変なお礼ですが、そのくらい静かでお品の良い施設で、郷土史探索が好きな方にはお勧めです。ちょうど歳時記のしつらえが企画展示であり、ああ、昔は確かにこんな生活もあったなと懐かしく思いました。
入口前に無料駐車場有り入口入って右に旧邸があり時間決めで貸出してるようだ。庭園は見学自由。その奥に郷土博物館有り。感想は微妙。野田の歴史に触れているが少し文字が多くて分かりにくい。子供には難しいと思う。無料だから仕方ないレベルかな。
駐車場がわかりにくく、通り過ぎて引き返しました。平日なら余裕で停められます。自分たち含めて3組くらいの来訪者です。無料だけど内容も濃く、野田市についてよく理解できました。キッコーマンだけでなく、沢山の醤油屋があったらしいですが、統廃合の結果今あるのだそうです。他にも歴史や文化など説明があり参考になりました。
大変良い郷土博物館です。野田の醤油の歴史を学べる常設展が2階にあり、大消費地江戸と、江戸川河口の塩田の塩を利用した醤油造りの歴史などについて学べます。どうせならもっと醤油に全振りして徹底的に醤油の歴史を学べるようにしてくれたら尖った展示で面白いと思うのですがどうでしょう。1階は企画展示室となっており、現在は鳥瞰図の世界が学べる展示となっており、たいへん面白かったです。近代化後、明治から大正にかけて鉄道が全国に普及し、旅行が庶民の楽しみとして定着した頃に活躍した吉田初三郎氏の素晴らしい鳥瞰図が約100点ほど観覧出来ますが、もう素晴らしいのひとことです。これは観てもらえればわかるのでぜひ行ってほしいです。なお、当館は吉田初三郎氏の鳥瞰図を700点ほど所有しており、日本有数のコレクションだと思われます。また、醤油の街野田で創業したキッコーマンの創業者、茂木佐平治の大正時代の豪勢な邸宅が敷地内に庭ごと展示してありますが、市民会館として今も利活用されているという非常に珍しい施設です。市立の博物館としては大変面白い施設なのでぜひ訪問してみてください。
名前 |
野田市郷土博物館 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
04-7124-6851 |
住所 |
|
HP | |
評価 |
4.0 |
周辺のオススメ

醤油メーカーのキッコーマンを設立した野田市の醤油醸造家の1つである茂木家の、その一族である茂木佐平治家の敷地内にある郷土資料館。設計はお茶の水の聖橋や京都の京都タワーを設計した山田守という方だそう。玄関ガラス扉の横長ゴシック体の施設名表記はこの方の好みだそうで、なるほど古雅。ここに昭和20年代末に野田市にあった中華料理店のメニューが展示されており(画像2)、なかなか面白い。今なら定番の餃子がないのは何故かとか、ラーメンのスープは醤油味だとすると五目そばのスープは何味かとか(それに五目の「オー」はどこから?)、正式名の隣に一般名のフリガナがふってあるとか、達筆なのは代筆かとか、そして何故このメニュー書きが残ったのかなど色々興趣を掻き立ててやまない。隣にある、庭園の美しい旧茂木佐平治家邸宅(野田市民会館)を訪問する人がほとんどであろうが、なお引き留めてやまない施設である。