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名前 |
鹿背山橋台 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
明治時代に存在していた関西鉄道大仏線の跡です。廃線跡というとレールがあって…というイメージがありますけど、鹿背山橋台は鉄橋の台座「橋台」の遺跡になります。かつてはこの石組の上を蒸気機関車が走っていたのですが、レールは大仏線が廃止になった後に、どこかの路線に転用されたのでしょう、今は残っていませんね。なお、明治30年当時は加茂駅からこの鹿背山橋台まで国鉄の関西本線と関西鉄道の大仏線が並走していましたが、国鉄の方も後に鹿背山トンネルが北の方に出来て移転したので、こちらも廃線跡ですが、国鉄の方は何も無いようです。さて、この鹿背山橋台ですが、下に何かを通すため作ったわけで、今でも水路と行き止まりになった道が橋台の下に残っています。水路の方は上流に溜池があるので、下流の水田にとって必要な水を流すためになります。道の方は、近くの鹿背山不動に続く街道に繋がっていたのでしょうか…今は道がずっと北の方に移りましたからもう藪が生い茂り繋がっていませんね。こういう橋台跡を見ると、遺跡としての価値があると思う一方で、いつか加茂も人口減少でJR関西本線も廃止になって、鹿背山橋台と同じような場所があちこちにできるのかなあとふと思ったりしました。