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名前 |
入鹿の大水供養塚 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
慶応4年(明治元年)の5月に発生した長雨による入鹿池の決壊(入鹿切れ)は、五条川流域に多数の死傷者や浸水被害をもたらした。青木川と五条川が合流するこの宮重地区に上流の被災村落の死者が多数流れ着いた。その数はあまりにも多く数えることもできず埋葬場所に土盛をし石塔を立て、今なお供養されている。またここより少し下流の下之郷も浸水家屋多数、水田は見渡し限り白海と化した。下之郷の五条川堰にも8体の死者が流れ着き、下之郷の墓地に埋葬された(春日村史より)。上流域の大雨が下流に大きな被害をもたらすこととその水害の恐ろしさを語る歴史の教訓である。