本多忠勝ゆかりの神輿を見に!
芝原の熊野神社の神輿は、徳川四天王の一人に数え られる武将・本多忠勝ゆかりの神輿と言い伝えられる。天正十八年(一五九〇)、豊臣秀吉の小田原征伐により、 徳川家康は北条氏に替わって関東の支配者となったが、忠勝は安房国の里見氏に対する備えとして、大多喜に十万石で配された。神輿は忠勝が大多喜城主だった頃に寄進されたと伝えられるが、同神社に戦勝祈願をした縁から、あるいは江戸に向かう度に祠前を通過することを恐れ多く思ったからなど、その理由は諸説ある。ただ、神社に伝わる銘札に、享保五年子八月吉日村中惣役人数大工 石橋定右衛門熊野大権現奉造立神輿江中氏子鎮護祈所奉造立花表江中氏子鎮護祈所大工 谷川市左衛門とあるように、現存する神輿は、老朽化した忠勝の神輿の代わりとして、享保五年(一七二〇)に氏子により新調されたものと伝えられる。二基の神輿は大小同型のもので、 大は高さ一四五センチ 小は高さ一〇一センチ 四方唐破風(しほうからはふ)、三手先(みてさき)、 木鼻 (きばな)等、その形状は江戸中期の様式を備え、 三面の彫刻は本多家家紋の立葵と、菊に波を図案化し、鬼瓦には、円形に立葵一本の彫金が施されているなど、造形美豊かな秀作である。【現地案内板より抜粋】案内板にあった神輿がどこに保管されているのかは分かりませんでした。駐車スペースはありません。(鳥居の中?)急な階段を登る必要があります。境内は綺麗に保たれています。
名前 |
熊野神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
3.8 |
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