千葉の文化財、薬師堂の魅力。
橘禅寺 薬師堂の特徴
市原市の仏教芸術を代表する、歴史深い薬師堂です。
千葉県有形文化財に指定された二躯の金剛力士立像が見どころです。
本尊である薬師三尊と神将立像が安置された荘厳な空間です。
ここは昔日本武尊が、弟橘姫の御櫛を祀ったと云う伝説の土地である。縁起には、天平九年(西歴七三七年)僧行基が薬師如来を建立し、その後、伝教大師、弘法大師等が来したと伝えている。現存の仏像は、鎌倉時代の遺産で、薬師如来坐像の体内の墨書によれば、弘長元年(一二六一)に焼けたので、前地頭榎沢入道の往生極楽や衆生利益を願って、弘長二年(一二六二)に当寺の本尊として常陸公蓮上と信濃公新蓮の両仏師により新たに造られたことが知られる。阿像には常陸坊と尾張坊覚念の仏師名と、弘長三年八月 八十七日の紀年が見えまた吽像にも橘寺聖僧、文永の年号の墨書が刊読される。この様に造像銘文が明確なことは鎌倉時代までの古像には稀れなことであり、両脇侍が袈裟をつけているなど、すでに宋朝様式が見られる点で、本県古彫刻の研究には貴重な作例である。いづれも昭和四十年四月二十七日千葉県教育委員会より、千葉県有形文化財に指定されて現在に至る。【現地案内板より抜粋】上総牛久駅の南方、細い道を上がった山に無人の橘禅寺その敷地内薬師堂には、本尊の木造薬師如来坐像その両脇に侍立像(日光・月光菩薩像)三尊像に付随する神将立像更に、木造金剛力士立像無人の山上寺院とは思えないほどド迫力久々に橘禅寺を訪問。以前よりも更に行程の道が荒れた印象。もっと沢山の人達に見られて然るべき逸品の数々かと思います。
薬師堂には、千葉県有形文化財に指定されている『木造金剛力士立像 二躯』と本尊として薬師三尊である『木造薬師如来坐像及び両脇侍立像 三躯 附 神将立像 二躯』が安置されています。羽衣広場内に駐車スペースあり、境内にトイレありました。羽衣広場と弟橘媛神社のセットで参詣(拝)しました。
名前 |
橘禅寺 薬師堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.4 |
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市原市内にある仏教芸術の中でも最高のものがここにあります。県指定の文化財であり一見の価値あり。ただし、窓が小さくよく見えません。しっかり見たい場合は市原市のふるさと文化課に相談すると・・・もしかするとみられるかも。それにしてもこんなすごい文化財がこんな山の中に埋もれているとは驚きです。