歴史を感じる帝政ロシア製大砲。
旧居留地90番地の大砲③の特徴
昭和34年に出土した歴史的な大砲が展示されています。
神奈川県立歴史博物館の近くに設置されている珍しい大砲です。
スイスの商社から発掘された帝政ロシア製の大砲の一つです。
歴史博物館の入口近くに設置された姿は守りの備えに見えなくもない。もっとも砲口は塞がれてしまっているが。これが錨にする加工なのだろうか?上部の鎖もそうだとしても原型を留めすぎている。重さ以上に錨として機能したのか若干の疑問がある。歴史的な珍品としての価値はありそうだ。
神奈川県立歴史博物館入り口横にある。シーベル・ブレンワルト商会の跡地から発掘されたうちの1門。関東大震災で商会の建物は崩壊し、後に発掘された。
神奈川県立歴史博物館の正面入口の階段下に、ひっそりと置かれていました。プレートによると、この大砲は、旧山下居留地90番地中から、昭和34年にオランダ製の11ポンド砲とともに出土した帝政ロシア製の32ポンド砲とのことです。開港広場公園にも大砲がありましたが、そちらはオランダ製、こちらはロシア製ということですね。出土地では、かつてスイスの商社シーベル・ブレンワルト商会が営業し、この大砲は取扱商品のひとつとして、使われなくなった大砲を錨に作り変えて、横浜に出入りする船舶に販売しようとしたもので、関東大震災によって地中に埋まってしまったものと推定されているそうです。大砲を錨にに作り替えるということは、鋳溶かす設備もあったのかな。当時の外国人商会が、どんな商売をしていたのか想像してみるのも楽しいですね。
この大砲は旧山下居留地90番地(現在の横浜市中区山下町90番地)から昭和34年に出土した。他の場所にも設置されている。
スイスの商社シーベル・ブレンクル商会が営業していた山下居留地90番の地中から出土した大砲の1つで、帝政ロシア製の32ポンド砲だそうです。
なんか、要らなくなった大砲を錨にして売ろうと集めてた時に関東大震災で埋まって、それが発掘されたらしいよ。ロシア製本物だから星3つで!
名前 |
旧居留地90番地の大砲③ |
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ジャンル |
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電話番号 |
045-201-0926 |
住所 |
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評価 |
3.3 |
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市内にこのような大砲は他にもいくつかあるようです。突然姿が見えるのでつい近くまで行ってみてしまいます。