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名前 |
須藤大明神(スーレ様)跡地 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
ここは伝承の場所としてだけ記します。今はここには何もありません。ここの神様のことは智山寺さんへ移管され、お寺の方に祀られています。正人どんの話と同じ感じで伝わっています。- - - - - - - - - - - - - - - - - ✄以降、転記…φ(..)メモメモ遠賀川左岸の田んぼの中に幟が数本立っている小祠があり、スーレ様とか須藤(すどう)大明神(だいみょうじん)と呼ばれている。祭神を須藤様といい、中に三、四基の自然石の石塔がある。この地もすぐそばを遠賀川が流れているのに水利が悪く、農民は苦しんでいた。村人たちは、須藤様を先頭に、灌漑用水路の建設を秋月藩庁に繰り返し繰り返し嘆願して、やっと許可がおりた。しかし、それには条件があって、一晩のうちに水を通せば許可するということであった。須藤様は、村人と協力して幅が狭いくわを数多く作った。村人は総出で、一晩のうちに細いながらも水路を作り、みごとに水を通した。藩庁は、正式の灌漑用水路を造ることを認めざるをえなかった。- - - - - - - - - - - - - - - - - ✄この様に、いかに昔の人たちが水路を大事にしたかがわかります。水脈は命や土地の繁栄に関わります。また、水は豊かな森や山から流れ出てきます。山神さんを大事にしたのは、山が命を生み育むからです。その根源が水である。水とは龍神を表しますが、山の脈も龍を表します。これは古代信仰に現れます。また、これらは細く長いもの。つまり巡り、輪廻です。山は命の還る場所でもある。水の還るところ。よって、水を何よりも大切にしました。これは山岳信仰を巡っていれば辿り着く唯一の答えであり真理でもあります。旅をしていても水に関わるものをたくさん目にします。それは人の苦悩であり、願うもの、懇願するもの、大切なもの……有難いもの。なので、この様に水に纏わる伝承が各地に散らばっているのだと思います。