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名前 |
龍江寺本堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
山号を重盛山と号し、子安地蔵尊を御本尊とする曹洞宗の寺院で、平安時代の治承元(1177)年に小松内大臣・平重盛(1138~1179年)が仏師・運慶(?~1224年)に妹・徳子の安産を祈願して地蔵菩薩坐像を彫らせたところ、後の第81代・安徳天皇となる皇女(1178~1185年)が無事に誕生、平重盛が長狭氏(安房国長狭郡の領主・武士団)の支配する当地に子安地蔵堂を建立して地蔵菩薩坐像を安置したのがはじまりとされます。その後、戦国時代の文禄3(1594)年に曹洞宗僧侶・続翁宗伝和尚(?~1594年)が龍江寺を創建、永正2(1505)年創建の冨川山長安寺(鴨川市宮山)末寺とされ、子安地蔵堂に安置される『木造地蔵菩薩坐像』は、像底板の漆下地面に応永8(1401)年の墨書銘があることから室町時代初期の造像と考えられ、千葉県の有形文化財(彫刻)に指定されます。境内には長狭七福神の布袋尊(笑門来福・夫婦円満・子宝の神様)が祀られ、水子地蔵尊、おそうじ小僧、子安観音堂の横に大型宝篋印塔が造立され、江戸時代中期の享保16(1731)年開創とされる『長狭三十三ヶ所観音霊場』の31番札所に指定されます。本堂及び子安地蔵堂の南側にそれぞれ駐車場があります。