豪徳寺の水色洋館で。
何気なく豪徳寺の外周を歩いてたら、偶然にも地図上にて発見いたしました~。豪徳寺のちょうど裏側という位置関係です。実際に目の当たりにすると、外観だけでも結構ゾワゾワしますね。この日はもちろん予約は取ってません。ですけども、各時間帯に空きがあれば飛び込みでも、予約入れて後ほど入館とかできるのかな?
このコロニアル様式の住宅は、後に尾崎行雄の妻となるテオドラの住まいとして建てられ、移築や所有者の変更を経て取り壊されるところを、山下和美先生を中心とした志ある方々により残されました。そこに至る経過は山下先生の「世田谷イチ古い洋館の家主になる」に載っています。予約必須のカフェと、漫画家の作品を飾るギャラリーとして運営されています。文化財建造物を残す上で、漫画と結び付く手法はもっと注目されて良いです。ただ、建物好きとしては、建物そのものの解説や、修復に至る経過を示した展示パネルなどが欲しいと思いました。
明治21年築、昭和8年に豪徳寺に移築された旧尾崎テオドラ邸漫画家山下和美さんが発起人となって支援プロジェクトを設立改修工事を行い、2024年3月に喫茶.ギャラリーとなりました有名漫画家さん達の展示も喫茶のアフタヌーンティーも話題ですがドラマ等の撮影でも度々使われていて最近では聖地巡礼として訪れる方も多い様ですコロニアル様式の水色の洋館は物語の世界に入り込んだ様な不思議な感覚になれる素敵な空間でした。
建築として評価内部は予約制なので外観のみ見せていただきました。山下さんの家系エッセイ漫画が好きで、こちらの建物に興味を持って訪問しました。平面が広い下見板張りの青もしくは緑系のペンキ塗りなので、個人宅というより郵便局や町役場等の公共施設っぽく見えます。木枠の上げ下げ窓が生き残っています。曳家したと聞いていましたが、七宝模様の床下通風孔面格子がありました。基礎を組み直したのか、基礎ごと曳家した様です。手間をかけて維持保存されています。
名前 |
旧尾崎テオドラ邸 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
03-6413-5413 |
住所 |
|
HP | |
評価 |
4.4 |
周辺のオススメ

豪徳寺の裏あたりで住宅地の中にあります。車で行きましたが、道はちょっと狭くて、空いている駐車場を見つけるのもちょっと大変ですので、電車を使う方がよさそうです。建物の外観は皆さんの写真通りの洒落た洋館で、内部は1Fが喫茶店と売店、2Fは展示会ができる広いスペースがあります。TVドラマの撮影にも使われているようで、出演した俳優さんのサインが飾ってありました。東村アキコ「かくかくしかじか」展など、漫画家先生の企画展もありますので、ファンの方は必見です。なお、予約は必須のようですので、お忘れなく。