麻布宮村町の古池、風流な竹林とともに。
昭和の子供時代に白金台に住んでいたため、有栖川公園にザリガニをよく取りに行ってました。その時、友達と足を伸ばしてガマ池に行き、サキイカを付けた紐を垂らしていたところ、大きなクサガメが食いついてきたので自宅に持って帰りました。自宅に小さな池があったので数年間飼ってましたが、いつか脱走していなくなってしまいました。ガマ池の記憶です。当時は周囲に木が鬱蒼と生えていて、建物などはほとんどなかったと思います。
マンションの敷地内にあるので一般の方は入場できませんが竹林があり、紫陽花や桜が咲き乱れ風流で涼やかです。
元麻布の高級住宅街のど真ん中、旧町名でいうと麻布宮村町のエリアにある古池。かつては500坪の広さがあったというがいまは大部分埋め立てられている。また、池自体はマンションの敷地内のため一般の人は立ち入ることもできない。麻布近辺は傾斜地や窪地が多数あり、この池も元々はそうした窪地の一つにできたのだろう。夏は蚊がちょっと気になる。
江戸時代の伝説によると、近所で大火事があった時、この池の主の巨大なガマガエルが現れて、水を噴いて消火したという。それから何百年かこの古い美しい池は大事に守られてきた。池に近づいて一周も自由にできた。ところが1970年頃にマンション計画が持ち上がり、地元民による保存運動も虚しく、半分は埋め立てられ、残りもマンションの建屋に囲まれて公道から見えなくなってしまった。
名前 |
がま池 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.4 |
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隣接のザ・ハウスがま池が解体されるため無くなりそうなです…