目黒不動尊裏手の大日如来。
本堂の裏手に大日如来。智拳印ではなく法界定印を結んでいるので胎蔵界の大日如来ということになります。四方を四天王が護っています。
五色不動の一つで有名な目黒不動尊にお祀りをしました。ここ瀧泉寺は本堂にお祀りされている仏様が不動明王なので諸説ある中から『地名の目黒』を採って目黒不動尊と呼ばれています。✳扨(さて)御本尊様にお祀りを済ませて本堂の裏手に回ると眼下にとても大きく立派な仏様が鎮座されています。よく観ると大日如来様です圧巻ですねぇ~😆 こんなにも心惹かれたことは滅多に有りません。本尊の不動明王にお会いした後のことですし、不動明王は大日如来の化身と言いますから此方に鎮座してるんですね。不動明王は『教令輪身』で、本来『自性輪身』の大日如来が教化の為に姿を変えて居るんです。だから化身のみならず、本身にもお逢いするように御導きしたのです。有り難いことですね。大日如来は忍者のようなポーズの智拳印をイメージしてしまいますが良く観てください。✳左の掌の上に右の掌をおく法界定印を結んでいます。そうです胎蔵大日如来なんですね。✳そりゃそうだ! 不動明王は大日如来の化身と言いましたが、敢えて言うなら『胎蔵大日如来の化身』であり『金剛界大日如来の化身は愛染明王』なのです。天台宗のこのお寺だからこそ胎蔵大日をお祀りするのは納得ですね。一概には言えないことが、簡単な納得の仕方なら 真言宗は金剛界大日如来を!✳天台宗は胎蔵大日如来をお祀りしているですね。お経の義々に基づいた仏様達でした。
本堂の裏手に四天王に守られ鎮座されており、優しいお顔に安心する。夜はライトアップされ神々しくも見える。素敵な如来様ですね。
銅造大日如来坐像は、本堂の裏にあり、蓮華座に結跏趺座している像で、高さは385センチメートル、坐高は281.5センチメートル、頭の長さは121センチメートルです。宝髪、頭部、体躯、両腕、膝など十数の部分に分けて鋳造し組み合わせた、吹き寄せという技法で制作されています。体躯に比べ頭部を大きく造るのは大仏像に共通し、この像もそれにならっています。台座部分に刻銘があり、1683年に鋳物師横山半右衛門尉正重により造られたこと、開眼に関係した僧侶、寄進者と思われる人々の名前などがわかります。江戸時代には堂舎に納められ、その後は長らく露座でしたが、現在は覆屋根が設けられています。
目黒不動尊の本堂裏手に大きな大日如来坐像が鎮座しています。建立されたのは天和3年(1683年)江戸時代の事で、高さは3・85メートルもあります。目黒区の指定有形文化財です。裏にあるのがもったいないパワーがありました。
名前 |
銅造大日如来坐像 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
〒153-0064 東京都目黒区下目黒3丁目20−26 目黒不動(瀧泉寺) |
評価 |
4.6 |
周辺のオススメ

目黒不動瀧泉寺本堂の裏手にある坐像です。本堂の影に隠れて目立たないのですけど、是非お参りする事をお勧めします。写真では伝えきれないのですけど、なかなか迫力があります!