商業ビルに隠れた静謐な繁栄稲荷。
大丸百貨店にご縁のある神社です。隣に大丸松坂屋の本社がありました。
高速道路の下に祀られてますが静かな雰囲気の神社でした。江東区の指定有形文化財との事です。
永代橋通りを北に少し入った場所、商業ビルに囲まれていますが、玉垣に囲まれ木々の茂る静かな境内に繁栄稲荷神社が鎮座されています。由緒記によれば、デパート大丸の前身である呉服商大丸屋が宝暦7年(1757)に深川木場の別邸に祀ったのが始まりとされる稲荷神社。現存する本殿は安政2年(1855)の再建で、関東大震災と戦災を免れた貴重な木造建築で、江東区有形文化財に指定されています。銅板葺木造本殿には見事な龍の木彫が施され、本殿前の狛犬や石燈籠も見応えがあります。石灯篭は梅や松そして仙人像が彫られた凝った造りで、江戸期から続く豪商ゆかりの神社であることを示しているように感じます。台座石に「店主 和泉屋善六」、と彫り込まれていました。いつ頃の時代の方でしょうか?
今回、訪れたのが木場に祀られている繁栄稲荷神社です!随分と珍しい名前の神社ですね!その由来は、呉服商大丸の祖下村彦右衛門が1757年に深川木場の別邸に、伏見神社から分霊して祀った事を始まりとし、その後1911年根津嘉一郎の青山邸に移され、同家の嘉栄稲荷として祀られました!これにより関東大震災と空襲の戦火を免れ、1961年に大丸に返嬢され、旧地の近くに移された様です!平成元年に大丸コアビルの建築に伴い、現在地に移築されました!ナルホドですね!随分と変遷ある神社で、どの場所でも大切に祀られた神社なのですね!ここの神社は、狛犬様二体と狐のお稲荷さん二体が守護する神社で、境内の梅の木が見事な紅色の花を咲かせて神社に華やかさを与えています!鳥居を抜けて境内の梅の花を楽しみ、拝殿にて二拝二拍手一拝してご挨拶!それにしても、短い参道脇にある苔が見事に生え揃っていて梅の花と苔と神社のコラボが、ナカナカ美しいですよね〜!梅の花香る季節に出会った、江東区が誇る有形文化遺産繁栄稲荷神社は、落ち着いた雰囲気の中でも堂々とその存在感を輝かせていました!呉服商大丸を繁栄させた繁栄稲荷神社!是非、その神力をあやかりに皆様も、ご参拝に来て幸運を掴み取って下さいね!それでは、皆様の繁栄を願い、筆を置かせていただきます。
名前 |
繁栄稲荷神社 |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-5646-7150 |
住所 |
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評価 |
4.0 |
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鳥居前から感じるくらいパワースポットです。駅から近くて手軽に参拝できますがしっかりと思いを託しましょ。