鮫川の稲荷で咳止まる!
公園の端にある小さな稲荷。社殿の裏に説明書がある。
鮫ヶ橋(鮫河橋)の地名を残す貴重なお稲荷さん。道を歩いているだけではまず目に止まらないくらいの小さな社だが歴史は古い。咳止めにご利益があるとのことだが、由来は「堰き止め」、文字通り川の堰き止めがあったのだろう。現在の南元町交差点から北側の出羽坂下あたりははっきりと低地になっており、かつては桜川という川が流れ溜池まで注いでいたという。こちらのお稲荷さんもこの桜川に縁があるのだろう。今では川も地名もなくなり一体も高級住宅街となったが、東京という街の歴史の厚みを残すスポットである。
ここにお参りした友人の長年とれなかった咳がぴたっと止まった!驚きです。オススメです。お賽銭は多めの方がご利益あるとおもいます。
名前 |
鮫ヶ橋せきとめ稲荷 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
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かつて、鮫川の流れる下流に紀州藩邸を造営するにあたって、川をここで堰き止め、その堰を守る目的でつくられたのが由来だそうです。社があるこのあたりは古くから低湿地で、それを嫌って人が殆ど定住せず貧困層が空家に住み着くなど、住環境としても劣悪だったそうです。時代は下って昭和39年12月、このあたりの土地を所有していた映画館の社長の邸宅内にお稲荷さんが祀ってあり、それを有志が貰い受け、この堰き止めの地に移してから、「せきとめ稲荷」と呼ばれるようになったそうです。