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新宿御苑の樹木は樹齢が高く生育環境も良いため立派なものが多いですが、中でもここのラクウショウは鍾乳洞の石筍の様な気根(呼吸根)がよく発達していて見事です遠目から見た樹形や葉はメタセコイアとよく似ていて区別がつきにくいですが、低湿地や水辺を好むラクウショウならではの気根は樹種特定のポイントにもなります(環境や樹齢によっては気根が未発達のものもあります)公園として整備されてしまうと本来の地形や地質が見えにくくなってしまいますが、新宿御苑に沿って玉川上水が引かれていたことや苑内の池が渋谷川の源流になっていることから見ても低目の土地で水場が隣接していたためラクウショウの生育に適していたと考えられます都内には他にも井の頭公園の池畔や中ノ島(水生物園のある所)にもラクウショウが植えられていますが、ここまで立派な気根は観察できません植物、樹木、植生ファンだけでなくお勧めのスポットです【ラクウショウ】(説明板より)秋になると枝が鳥の羽のように落葉することから、落羽松といいます。北米原産のスギ科の落葉針葉樹で、湿地や沼地に生育するためヌマスギとも呼ばれています。新緑や紅葉が美しいので、公園などの水辺にときどき植えられます。地面にごつごつとタケノコ のように並んでいるのは、気根といってラクウショウの根から出ているものです。地上や水面上に出て、酸素をとり入れる働きがあります。ここのラクウショウは明治時代に植えられたもので、樹齢100年をこえる大木です。日本国内でこれほど古く、また気根も美しい発達したラクウショウは大変珍しく、価値の高いものといえるでしょう。