護国寺の多宝塔、歴史を感じる美しさ。
護国寺の多宝塔は昭和十三年(1938年)の建立です、国宝である滋賀県の石山寺多宝塔を模したものです。下層部が方形で上層部が円形になり下層部の床には縁を廻らし上層部の床には高欄付きの縁を廻らし、二層ともに宝形造りの本瓦葺きの屋根を載せ四隅に風鐸を吊るしています。下層部の中央間は板唐戸を設け脇間は連子窓で側面は板張りになっています、下層部と上層部を繋ぐ亀腹は漆喰になっています。下層部には御本尊の大日如来像が安置されていて、その内部の円柱は五彩色紋様を施しています。
名前 |
多宝塔 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.5 |
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「文京区:護国寺多宝塔(たほうとう)」2024年9月の写真です。この多宝塔は国宝である石山寺(滋賀県)の多宝塔の模写となっています。石山寺の屋根瓦の部分が葦葺きなのに対し、こちらは瓦となっています。なお、多宝塔は、仏教建築の一形式で、多宝如来を安置した塔です。上層が円形、下層が方形の二重塔が一般的で、宝形造(四角錐形)の屋根を有しています。\ufeffこれら日本各地で見られる多宝塔は日本独自のものと言われ、全国各地の主に真言宗系の寺院に建立されています。【他の多宝塔一例】延暦寺の法華総持院東塔浄土寺(尾道)の多宝塔長保寺(海南)の多宝塔智恩寺(丹後地方)の多宝塔石山寺(滋賀県)の多宝塔高野山 金剛三昧院(和歌山県)の多宝塔慈眼院(泉佐野市)の多宝塔。