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名前 |
長池跡(谷戸川源流) |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3918-3502 |
住所 |
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HP | |
評価 |
5.0 |
染井霊園の中にある、大正時代までこの地にあった「長池」及び池の端であったことが伺える場所。池の端にあたる少し高くなった場所は当時の堤防で「長池堤」と呼ばれ、現在はその堤の上に案内板があります。案内板に拠れば、このあたりから流れ出た谷戸川は現在の染井銀座や霜降銀座付近を通り「谷田川通り」や谷中の「よみせ通り」を経て上野の不忍池へと注いでいます。この川は現在、下水道谷田川幹線として暗渠化されています。案内板はソメイヨシノの大木の根元にあり、近くには高村光雲・光太郎・智恵子の墓所もあります。また、周囲には休憩用のベンチも設けられています。江戸時代には「八十八間(約158メートル)」の長さと「十八間(約32.4メートル)」の幅を持つ細長い形状で、現・国道17号沿いの豊島市場(当時の巣鴨薬園)付近から広がっていたとのことです。この長池跡の案内板の先、柵を越えた先の道路は周囲よりやや低く、そのまま芥川龍之介の墓所近くを通る狭い道を抜けて慈眼寺方面に向かうと、現在も浅い谷(谷地・谷戸)であることが地形からうかがえます。当時は湧水豊富であったとのことですが、染井霊園の中の水道は井戸水を汲み上げて使用していたことから、この地が水源地であったことを伺わせます。