異国の古城、江戸川の隠れ家。
旧小松川閘門の特徴
江戸川区の大島小松川公園内に現れる歴史的な遺構です。
静かな公園に忽然と残る洋式城郭が魅力的です。
ジブリのラピュタを彷彿させる異空間のような雰囲気があります。
旧小松川閘門は江戸川区と江東区にまたがる大島小松川公園にあります。1932年に完成した閘門で、現在は一門が保存されています。荒川や旧中川の合流地点では水害を防ぐための河川改修工事が行われ、その結果、荒川と旧中川の間に最大3.1mの水位差が生じ、舟の運行の支障となりました。その水位差を解消するために造られたのが、この小松川閘門です。
公園に忽然と現れて、まるで砦みたいです。治水の歴史的遺産ですね、周りの木陰で川風に吹かれると気持ち良いですよ。
大島小松川公園の風の広場内にあります。かつて、ここにあったロックゲートなのですが、下部2/3が運河ごと盛り土に埋められてしまっています。中川と荒川は水位差が3mほどあるので、船が行き来するために閘門が設置されていたのです。なかなかの装飾です。今の世の中、殆どの土木構造物は税金で賄われていることから無味乾燥なデザインしか許されないのでしょう。現在、隅田川と荒川は、小名木川に設置されている扇橋閘門と荒川ロックゲートの2つの閘門で繋がっています。
荒川「放水路」完成後、昭和初期まで活躍した閘門です。スーパー堤防化・大島小松川公園化された今は、2/3が埋まってしまったようです。その昔は、この場所が塩の道として活躍した、新川と旧中川・小名木川との合流点だったのでしょうね。
盛土された公園内に上部が解体されず残してあります。
公園の中に突然歴史観漂う古い水門。遺跡のようでロマンを感じます。近くには人面魚?風のモニュメントも。
広い公園の中にポツンとそびえ立つ遺構。ガッツリ柵に覆われていて見ごたえがない。
古城の雰囲気で惹かれます。周りには蝶々が飛び交っていて、子どもと昆虫採集に来ました。近くにはいつからか、シーラカンスのような巨大なオブジェが!
ロックゲートに行った後に伺いました。歴史に触れた感じです。
名前 |
旧小松川閘門 |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3652-1151 |
住所 |
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評価 |
3.6 |
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西洋の古代のお城のような感じです。かなり老朽化しています。芝生広場にあるので何か違和感があります。