金曜・土曜・日曜、洞窟へ!
不動明王の本地仏大日如来が祀られています。通常非公開ですが、毎年成田祇園祭の期間中に開扉され参拝することができます。
愛染明王を祀る2代前の旧本堂裏に入口があります。奥之院の名称よりこの場所が当時の一番奥に位置していたのでしょうか?内部の石板が鎌倉末期の物なのでこの奥之院はその後できたのでしょう。現在の公園を含めた広い寺域と比較すると狭い境内だったことが想像出来ます。平安時代に乱を起した平将門を調伏した場所に出来た小さな寺が何度も本堂などを建て替え三重塔などを建てられる程の財力を持つのは、歌舞伎の市川團十郎家の影響が大きかったからでしょうか?裏の公園には江戸時代の成田講が寄付した石塔が沢山あります。当時の江戸で出開帳をしたり、祭りなど沢山のイベントを開催する今も昔も営業力の有るお寺さんです。この奥之院ご開帳は毎年七月の上旬に開催される成田祇園会の時だけですのでご注意下さい。普段は入口が閉じられています。
名前 |
奥之院 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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大日如来様が安置されている洞窟があり、その入り口は、祇園会の直近の金・土・日曜日の3日だけ開かれるそうです。入り口の左右は板石塔婆と呼ばれる石碑です。左側は延元元年(1336年)、右側は明徳5年(延元元年年)に建立されたことが分かります。南北朝初期から室町初期の板石塔婆に挟まれた凄い扉の先は入れませんが、参道脇から奥の院の玉垣を見ると、それほど大きな場所ではないことが分かります。