成田山の由緒ある妙見宮へ。
清瀧権現堂・地主妙見宮は、享保十七年(1732年)という江戸時代中期に建立された、成田山新勝寺に鎮座する由緒ある社殿です。清瀧権現と地主妙見という二つの神様を祀っており、成田山新勝寺にとって重要な役割を担ってきました。昭和四十四年(1969年)には、その歴史的・文化的価値が認められ、成田市の指定文化財に指定されました。そして、令和五年(2023年)には、弘法大師の生誕1250年を記念して、保存修理が行われ、その美しい姿がよみがえりました。この社殿は、江戸時代の建築様式を伝える貴重な文化財であり、当時の信仰の様子を今に伝えています。歴史学的な視点から見ると、この社殿は、単なる建物ではなく、時代の変遷や人々の信仰心の変化を映し出す鏡のような存在と言えるでしょう。祀られている清瀧権現と地主妙見は、それぞれ異なる役割を担う神様です。清瀧権現は、水の神様として、人々の生活に欠かせない水を司り、豊かな暮らしをもたらすと信じられていました。一方、地主妙見は、土地の神様として、この地に住む人々を守り、地域の繁栄を祈願する対象とされていました。これらの神々は、単に信仰の対象としてだけではなく、地域社会の共同体意識を育み、人々の生活に深く根付いていました。例えば、毎年行われる祭礼では、地域の人々が集まり、神々を祀り、その年の豊作や無事を祈願しました。Seiryü Gongen Hall alias Myöken ShrineThis hall was originally built in order to enshrine both Seiryu Gongen(theProtective Deity of the Naritasan Shinshoji Temple) and Myöken(the GuardianDeity of Chiba family) in 1732. Narita City designated it as a cultural property in1969. The restoration was completed as a commemorative event for the 1250thanniversary of the birth of Kōbō Daishi in 2023.
妙見宮は、成田山の開山前からこの土地を護ってきた地主神(じぬしのかみ)。この地主神をきちんと参拝することが、開運の一つのポイントです。秩父神社の妙見信仰が伝わった地主妙見を祀り、秩父独特のオオカミの狛犬が神前を守護しています。清瀧権現堂は、龍の女神と言われる清瀧権現を祀ります。
新勝寺の伽藍は大きく、ぜんぶまわるのはたいへんですがここはいきましょう。彫りが深い外観で、美しいです。2022.4 訪問。
密教の守護神である青瀧権現と地主神(古来からの土地神)として祀られている妙見菩薩を合祀した堂宇。神仏習合のなごりをみてとれる。
成田山の鎮守の社。清瀧権現と地主妙見を祀る。
妙見宮は、この土地を護ってきた地主神で、清瀧権現堂は、龍の女神と言われる”清瀧権現”を祀っているそうな。右脇が成田山公園で近くに雄滝(雄飛の滝)があるが関係あるのだろうか?
名前 |
清瀧権現堂・地主妙見宮 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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成田山新勝寺の鎮守様です。成田山の規模からすると建物はちょっと小さめでしょうか。