愛新覚羅溥傑の思い出宿。
千葉市ゆかりの家・いなげの特徴
千葉市の歴史的な邸宅で、愛新覚羅溥傑氏が新婚時代を過ごしました。
大正3年に建築された古民家で、美しい庭も手入れが行き届いています。
無料で入館でき、こじんまりとした落ち着いた空間が魅力です。
明治時代中期以降、保養地として多くの文人墨客が 訪れた稲毛は、海岸線の松林を中心に別荘や別邸が 建てられました。この家もその一つで、1937年(昭 和12年)には、中国清朝のラストエンペラー・愛新覚羅溥儀の実弟である溥傑が、半年ほどこちらに居を構え、妻・浩との新婚生活を送りました。保養地としての稲毛の歴史を今に伝える貴重な和風別荘建築です。【パンフレットより抜粋】稲毛浅間神社脇にひっそりとあり、看板が無ければ見落としがちな、一見ただの平屋にも見えてしまいます。愛新覚羅溥傑と浩は半年ほどの居住だったようですが、中はほぼその展示となっています。国道14号近くとは思えないほど、庭は緑で囲まれています。無料見学ができるので、稲毛浅間神社・旧神谷傳兵衞稲毛別荘とセットで廻ると、稲毛の魅力が堪能できます。
部屋に入る事ができます。縁側から中庭を眺めてのんびりする事もできるのでのんびり過ごしたいときはよいかもー!
ラストエンペラーの実弟、愛新覚羅溥傑氏が千葉市に住んでたことはNHKだかのドキュメンタリーを見て知ってましたが、まさか稲毛浅間神社のお隣さんだったとは。綺麗に管理されてます。変に観光施設になってないとこもいい!
外観からは派手さはなく、しかし室内は職人技が随所に見られて感慨深い。清掃や庭木の手入れも行き届いている。
本日は愛新覚羅溥傑と浩が新婚時代を過ごした思い出の家に行って来ました。とても静かで落ち着いた空間です。閉館まじかでしたので、私だけでした。珍しく鳩が水を飲みに庭の小さな石の水槽に来ていました。ゆったりとした時間が流れていました。
「ラストエンペラー」こと中国最後の皇帝「愛新覚羅 溥儀」の実弟の溥傑氏が、皇室とも繋がりのある名門公家の嵯峨家長女・浩(ひろ)と甘い新婚生活を送った邸宅です。夫婦仲は極めて良好だったそうですが、中に展示されている両氏の写真が、本当に顔が幸せと喜びに輝いていて、見ているコッチまでが何だかほっこりしてしまいました(笑)。溥傑氏は陸軍士官学校を卒業して稲毛にあった陸軍歩兵学校に赴任していて、通勤便利で風光明媚なこの地に居を構えたものです。今は交通の激しい千葉街道があるだけで「風光明媚?」と思うかもしれませんが、埋立前は隣接する稲毛浅間神社の鳥居から先は砂浜であり(写真参照)、当時は鎌倉・大磯と並ぶ一大海岸リゾート地だったのですよ。ここに滞在していたのは半年あまりに過ぎず、まもなく満洲国の新京に移ってしまうのですが、溥傑氏は晩年に「ここで過ごした日々が一番楽しかった。」と回想しています。この家には忘れがたい、宝石のような美しくて楽しい思い出がたくさん詰まっていたんでしょうね。建物自体は軍人さんの家なので華美な装飾はなく、質実剛健で簡素なものです。それからもう一つ室内展示で注目してほしいものがありまして、それは溥傑氏直筆の書の数々です。溥傑氏は名筆家としても知られていて、流麗な書体は評価も高いのです。ワタシは氏の書に、流麗な中にも時の流れに逆らわない、何処か飄々とした生き様を見たような気がしました。アナタはどうでしょうか(笑)。
中国清朝最後の皇帝にして満州国皇帝の愛新覚羅溥儀の実弟である愛新覚羅溥傑が嵯峨実勝侯爵の娘・嵯峨浩と昭和12年4月に結婚して同年9月には満州国に渡る半年間ここに住まいをもうけた。当時、この地は稲毛海岸の海に面して松林が広がる風光明媚な保養地で、旧居にはささやかな家屋と庭が残る。
地元の友達が、歴史好きの私の為に案内してくれた古民家。ラストエンペラーの弟にあたる方が、新婚時代に日本人の奥さんと一緒に住んだ場所です。こじんまりとしていながらとても凝った作りで、お二人の写真が飾られていました。お庭もとてもきれいに整備されていて、素敵な新婚時代を過ごされていたのだと想像できます。ここでゆっくりと時間を過ごして当時に想いを馳せるのも幸せな時間の過ごし方だなぁと思います。
大正3年に水飴商鈴木弥吉氏の別荘として建築されたお屋敷です。昭和12年に愛新覚羅溥傑氏(溥儀の同母弟)と嵯峨侯爵家の長女浩氏が半年間新婚生活を送った屋敷として知られています。政略結婚ではあったもの夫婦仲は良く、満州国崩壊という時代の激流の中、最後まで添い遂げたといわれています。近くを幹線道路が通っているのが嘘のように静寂な雰囲気に包まれています。
名前 |
千葉市ゆかりの家・いなげ |
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ジャンル |
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電話番号 |
043-244-5370 |
住所 |
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HP |
https://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/bunkazai/yukarinoieinage.html |
評価 |
4.1 |
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溥傑と浩が半年間住んだ武見家の旧別荘。あまり知られていないため、ひっそりとしていてとても静かな空間で心地よく居れる近代和風建築。