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名前 |
不動院跡板碑群 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
香取市の山之辺区公会堂の隣にある墓所の脇に、大小5基の下総型板碑が立っています。特に大型板碑2基は重厚でその迫力には息を呑みました。1番道路に近い大型の板石塔婆は、延慶2年(1309)銘の釈迦 阿弥陀二尊種子板碑です。右に釈迦種子バク、左に阿弥陀種子キリークが、天蓋瓔珞の下に刻まれ、蓮ではなく蓮台の上に鎮座していているのも珍しいです。その上ビックリするほど黒雲母片岩の色も濃いです。その前に南を向いて立つ1番大きな板石塔婆は、永和5年(1379)銘の釈迦 十仏種子板碑 です。緩やかな山形で碑面中央に釈迦如来種子バクが、大きくかつ彫り深く刻まれています。その左右には十仏の種子が刻まれています。その釈迦十仏板碑に接するように阿弥陀種子双式板碑(紀年銘不明)が、中央に金剛界大日種子板碑(同)、阿弥陀種子双式板碑(暦応2年(1339)銘)の順に並んでいます。この不動院跡板碑群は見応えが十分でした。