御料牧場で歴史を感じる無料見学。
成田市三里塚御料牧場記念館の特徴
明治から昭和までの御料牧場の歴史を体験できる記念館です。
皇室ゆかりの防空壕を丁寧に見学・説明してもらえます。
三里塚の歴史がわかる静かな散策に最適な場所です。
見学も無料で事務所に声掛けをし初の防空壕も含め丁寧に説明もして頂きました。今では茅葺き屋根も少なくなり変えるのにも相当な金額が掛かるとか!?投稿写真の枚数が限られていますので実際に、ご覧になるのが良いです。このように貴重な建物も含め残して、いつまでも引き継がれる事を願います。
皇室の料理に使われる安全な食料を生産する為に作られた御料牧場、明治から昭和50年頃迄、成田空港建設に当たり、国から土地を提供したことにとり閉場となり、その後は栃木県高根沢市に移設され、現在の御料牧場となっています。昭和天皇や要人が使用された馬車、海外視察の際に使用された飛行機機材、小型機の中にまさかのツインベット等、なかなか見れないものも。歴史は江戸から始まり、良質の馬を育て、幕府に献上していた時代もあり、その後昭和初期にはダービー馬を排出する様な生産拠点だったとの事です。成田、富里近辺は平成頭迄有名な競走馬育成牧場が長くあった事でも有名ですね。近代史を学べるのもあり、もっと沢山の方々に訪れて欲しい場所だと思います。
防空壕を見たくて伺いました。記念館を訪れるとスタッフの方が館内を案内してくれながら、色々な説明をしてくれ、ブラタモリ気分を味わえます。皇室の方々が利用する馬車や飛行機の中など、普段私たちが見る事の無い物が見られて感動しました。館内の見学が終わると、いよいよお目当ての防空壕へ。茅葺き屋根の家へ入る大きな門が開けられ、まずはこちらの家の解説を聞きます。日本ではまだ経験が無かった牧場を運営するノウハウを教える為に外国からみえた人達を住まわせる為に作られ、5年程こちらに居たそうで、裏側からみると洋風になっていました。そして裏手に防空壕入口があります。こちらの防空壕は皇室専用に作られたとの事て、使用される事はなかったそうです。早速入口から階段を降りながら説明を聞くと被弾した際に爆風を逃す通風口があったり、スーパーコンクリートは70cmほどの厚みがあるが、今の爆弾だと突き破られてしまうなど、興味深い話が聞けました。また防空壕の扉は当時のままで錆が歴史を感じさせます。今回は大変貴重な体験をさせていただきました。
成田空港建設前にあった御料牧場の記念館で地域に根ざした牧場と殖産の歴史が味わえます。館の担当の方は知識豊富でお話も大変豊かですのでお急ぎでなければ説明を聞きながら回られると味わいが二倍にも三倍にも広がります。
成田に御料牧場があったことなど全く知らず移転あとが成田空港になっていたとは。資料館のかたが色々説明してくださりとても興味深く見学できました公園の駐車場あります。
素敵でした。館内も綺麗でした。無料なので一度は観に行かれてもいいと思います。
何年かぶりに訪れ防空壕に入りました。かなり照明が良くなって説明も大変よく有意義なタイムスリップでした😭
宮内庁、畜産もやるんかーい!江戸時代、下総は広大な台地を利用した馬産が盛んであり、印旛沼の西側には野田〜柏〜鎌ヶ谷にかかる広大な小金牧があり、一方印旛沼の東側の香取〜成田〜八街には、180k㎡(山手線内側3個分)にわたる佐倉牧がありました。明治に入ると食い扶持を失った元武士達が両牧に相次いで入植しますが、一部はそのまま宮内庁の牧場としたのが御料牧場の始まりです。その後、開設から百年近く経過した1960年代、国は新しい国際空港を作ろうと千葉に狙いを定めます。当初は千葉に程よく近い八街・富里辺りを選定したのですが、地元住民の強烈な反対運動にあい断念。止む無くさらに住民が少ない地域を、と再検討した結果、ここ御料牧場を中心とした三里塚近隣を空港予定地とする事に決定、1969年に御料牧場は那須高根沢に移転することになりました。ここの牧場からは初代ダービー馬のワカタカ号を産出するなど、官製牧場として日本の畜産をリードしてきました。そんな訳で、このあたりは馬産のメッカであり、以前は社台牧場や新堀牧場などが近隣にありました。ここが閉場後、多くの牧場は北海道に移転しまいましたが、今でも牧場が点在しています。ところで、現在は北海道民の確固としたアイデンティティとして確立しているジンギスカンですが、一説ではここが発祥という話もあります。確かに御料牧場では馬産と共に豚や羊も飼育していたので、ラム肉を食べる機会もあったでしょう。しかし、この説が世間に拡散された日には、千葉vs北海道戦争が勃発するかも…。
マロニエ(栃の木)の並木の中を進み、新山荘輔5代御料牧場長のブロンズ像を左手に見た先、奥の突き当りにある建物に居る学芸員さん(?)を先ず訪ねます。同じ三里塚記念公園内に隣接する貴賓館と、防空壕を含めた係員による解説所要時間は約2時間ですので、本気で見学する際は、たっぷりと時間の余裕をとってから行きましょうね♪台風被害による屋根の劣化が痛々しい貴賓館は、正面玄関側が江戸時代の古民家を継承しているような意匠ですが、裏に回るとギリシャ様式の洋館っぽくなっている「和洋折衷」構造。三里塚の旧御料牧場内に残るこの防空壕は、東宮(すなわち当時の皇太子=退位された平成の天皇)を守る目的で造営され、昭和16年12月8日(真珠湾攻撃の日)に竣功したものです。コンクリート強度は30階建て以上の高層ビルと同じ45~69(N/m㎡)で、内部は漆喰処理がされて中性化による劣化もほとんど見られず綺麗な状態になっているのが印象的!左右の壁に70cm以上のコンクリートを塗ったり、爆風を逃がすために左右非対称でH型構造を採用し、かつ内部の分厚い鉄扉も前室を設け2重になっているなど頑強は分かったけど・・・上に3.5m盛り土して昔の古墳みたいに作っちゃったら、逆に敵に居場所を察知されるのでは?と思ってしまうのですが、、、
名前 |
成田市三里塚御料牧場記念館 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0476-35-0442 |
住所 |
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HP |
https://www.city.narita.chiba.jp/bunka_sports/page205700.html |
評価 |
4.0 |
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歴史ある建物の中に展示物。無料で観覧出来ます。係員さんが案内もしてくれます。ジンギスカンやお馬の親子は仲良しこよし〜♪の歌もこちらが発祥の地との説も。皇族の貴賓館や防空壕なども見学でき楽しめます。写真は個人での利用のみとの事で上げていませんが一見の価値ありです。無料駐車場もあります。