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名前 |
地蔵峠 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
5.0 |
一般的な峠のイメージである山と山の鞍部ではなく、霧藻ヶ峰の山頂直下にある三叉路の峠で大血川側の大日向山 大陽寺への道。三峰神社への道。そして霧藻ヶ峰、雲取山方面への道がここで合わさります。この峠に立った場合、大陽寺方面と三峰神社方面は下り。霧藻ヶ峰方面はやや登りです。霧藻ヶ峰には5分ほどで着きます。大久根茂著書「峠 秩父への道」によれば、三峰神社や大陽寺は秩父三十四ヶ所霊場参り巡礼者が巡礼コースに含めるケースが多かったようで、そのときこの地蔵峠が利用された様子。三十番札所法雲寺のあと、大陽寺、三峰神社へと詣でて、小鹿野の三十一番札所観音院へと辿るモデル・コースが巡礼手引きに載っていたのでしょう。巡礼者が雲取山方面に迷い込まないよう地蔵を置いて、道標もあったに違いありません。おそらく古い道標は失われ、大正時代に石碑を新しく設置したと推察。大正11年と刻まれた石碑には、「右派雲取山を超へ北都留郡、西多摩郡へ至ル、左ハ大日向山旧道 後ハ三峯神社ヘ至ル」とあるので雲取山登山向けではなく、霊場参りの名残でしょう。