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御祭神は日本武尊命。慶雲3（706）年3月、日本武尊命東征の途次で、かつてこの地にあった荒沼川を三度渡った。最初が木崎地区にある降之神社の場所で、古地名を一渡（いちわたり）といった。次に渡ったのが萩原地区の降野神社（かつては二渡（にわたり）神社と尊称）の場所。霊亀2（716）年創立。当社は御祭神の鳳績を記念して奉ったが、その後久しく荒廃していたものを、安永元年再建したと云う。また、鎌倉時代には高浜総社として社家が二家奉仕していました。現在のお社は決して大きくはありませんが、水神宮をはじめ境内に鎮座ます石祠の数々を拝見するに、往古ありし日の当社の繁栄を想像することが出来ます。なお、かつては、当社の南側には香取海の入江が迫り、その名残が明治期まで神社の御手洗池として残っていました。北西の神栖高校付近は淡水の沼があって、古代の集落が形成されていたそうです。