瀬波のカツラで自然を満喫。
瀬波のカツラの特徴
右手の案内標識を目印に訪れることができます。
渓流のそばに立ち、自然の美しさを堪能できます。
瀬波川キャンプ場の対岸に位置する天然記念物です。
川の上流の橋を越えた辺り右手に案内標識有ります(写真1枚目)ので、左手広い所に車を停め歩き出します。対岸キャンプ場前辺りにデーンと在ります。カツラは水辺に生えるのですが、この場所はモロ川岸。少し水量が増えればすぐ水没するトコなので、根元は水にえぐられ空洞化しています。よく耐えているなぁと思います。
瀬波川キャンプ場の対岸にあります。環境省の巨樹巨木林データベースでは幹周7.62メートル、樹高35メートル、樹齢は不明となっています。
| 名前 |
瀬波のカツラ |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 営業時間 |
[水木金土日月火] 24時間営業 |
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
〒920-2323 石川県白山市瀬波19番地5 川キャンプ場 |
周辺のオススメ
瀬波のカツラは、渓流のそばに立つという場所そのものが価値になっている天然記念物である。大木として目立つだけでなく、瀬波川沿いの自然がこの木の姿にそのまま現れているところに面白さがある。瀬波のカツラ(せなみのかつら)でまず目を引くのは、地上約2.7mで幹が二つに分かれる樹形である。樹高は約35m、幹周は約7.1mとされ、一本の木でありながら、現地では広がりのある姿として見えてくる。根元から別々に伸びた二本ではなく、一つの幹が途中から大きく枝分かれするため、太さと高さが同時に伝わる。この木が印象に残るのは、その大きさだけではない。瀬波川のそばに立っているため、巨木の存在が周囲の地形と切り離せないのである。カツラは渓流沿いに育つ樹種として知られており、この木もまた、川辺の環境の中で育ったものとして見るとよくわかる。名木がたまたま水辺にあるのではなく、水辺という条件がそのまま木の姿につながっている。白山市では、この木を天然記念物に指定している。二つに分かれた姿であっても一覧では「1本」として扱われ、見た目の広がりと一本の木としてのまとまりが制度の上でも一致している。指定日は平成10年11月9日で、一本の樹木そのものが守るべき対象として位置づけられている点に、この場所の特色がある。樹齢については、約400年と紹介されることがある一方で、不明ともされている。確かなのは、二幹に分かれること、約35mの高さがあること、幹周が約7.1mに及ぶこと、そして市の天然記念物であることだ。見た目の古さをそのまま年数に置き換えず、確かな情報と留保すべき点を分けて受け取るほうが、この木の見方としては落ち着いている。現在は瀬波川キャンプ場の中にあるが、印象の中心に来るのは施設よりも、川沿いの景観の中にこの木が残っていることである。近くにはカタクリ群生地も知られ、この一帯が木一本だけで完結する場所ではなく、川沿いの自然のまとまりとして感じられることも、この木の見え方を支えている。途中で二つに分かれた大きな幹を見上げると、この木がその場の自然とともに残されてきたことがよくわかる。瀬波のカツラの価値は、説明を積み重ねなくても、二幹の巨木が瀬波川のそばに立つという目の前の事実から十分に伝わる。建造物の跡ではなく、生きた樹木がそのまま土地の記憶を担っているところに、この場所の静かな特色がある。大木を見る場所というだけでなく、川沿いの自然が文化財として残されている場所として見ると、印象はいっそう深くなる。