牛頭天王を祀る美しい祠。
牛頭天王社の特徴
住宅地の中にひっそりと佇む小さな祠で魅力的です。
境内は整備が行き届き、訪れる者を引きつけます。
1837年に創建された歴史ある神社としての風格があります。
祭神は牛頭天王。創建は天保八年。新田講中による。新田とは白岡地区の耕地名とのこと。天保八年に流行した天然痘を祓う為に祀り始められたとか。おそらくだが,八幡太郎義家の必勝祈願やれ太田道灌の病気回復祈願などと言った由来は不明だそうである。現在も村廻りの祭礼が残っており,オシッサマ一行(触れ太鼓二名,露払い(=先達)一名,天狗一名,獅子五~七名,御神酒二名,お札配り二名の構成で,先頭は天狗だそうである。)が,近隣地区の人家を祓い廻るという。白岡ニュータウン自治会によって公開された動画を見る限り,民家に土足で駆け上がるのが慣わしだそうで,天狗役が槍を持ってまたは露払い役が幣を振って家人の頭上を祓うような動作をしたり,オシッサマに頭を嚙む動作をすることで厄払いとする様である。最後に家人にお神酒とお札を配り,訪問時の一回辺りの儀礼が終わるものと見える。なお,オシッサマとは「お獅子様(獅子舞)」の訛りとされるが,これは白岡以外でも確認できる。当地特有の呼び方ではない。祭具一式が白岡市指定有形文化財となっているが,祭礼自体は無形文化財にはなっていない。なお,白岡市指定無形文化財となっているのは「小久喜のささら獅子舞」である。境内に当地から徴兵された退役軍人らによる道しるべが安置されている。元々は,白岡駅と八幡神社,岩槻と菖蒲への交差路に置かれていた様である。大正四年十一月健之銘。造立趣旨は大正天皇即位紀念。
1837年(天保8年)創建。概要は投稿写真の案内板に書かれています 。創建以来、180年たった現在も若衆の総代代表による祭礼「新田の天王様」が毎年7月にとり行われています。
名前 |
牛頭天王社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
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住宅地の中にある小さな祠ですが、境内も社も綺麗に整備されており、在郷軍人会が建立した道標を見ることができます。白岡八幡宮の近くにあるせいか初詣で混むこともありませんが、疫病退散の神である牛頭天王にもご挨拶してみてはいかがでしょうか。