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こちらの看板に、川場村には芭蕉句碑が3基あり、そのうち2基が当寺にある、とあります。駐車場の奥、観音様の辺りを中心に2基あります。まず右側①「山里は萬歳おそしうめの花」元禄四年(1691年)春、故郷の伊賀で詠んだ句。文久元年(1861年)3月、当初は川場村谷地の桜川のほとりに建立されたが、後、県道沿いの原の地蔵の脇に移され、道路拡張のため更に桂昌寺に移されたという。萬歳は新年を祝う民族芸能で、都会では早く行われる一方、田舎では遅れてやってくることが多かった。辺鄙な山里では正月も半ば過ぎ、梅の花が咲く頃になってようやく萬歳(新年を祝う民族芸能)がやってきたことを詠んでいる。芭蕉の故郷ののどかな風情と、都会とは異なる時間の流れを感じさせる一句となっている。向かって左側の句②「古池や蛙飛び込む水の音」貞亨三年(1686年)春、深川芭蕉庵で詠まれた句。平成二年(1990年)7月、無量◯海月建立。無量◯海月は桂昌寺住職で、芭蕉像が線刻されている。通りで新しく、洒落ていると思いました。静かな古池に蛙が飛び込んだ瞬間の音を詠んでいる。具体的には、「古びた池に蛙が飛込む音が聞こえる」という情景を描写している。その背後に深い静寂と自然の調和が感じられる。