1億年の歴史、秩父の大露頭!
前原の不整合の特徴
秩父の自然を代表する国指定の天然記念物で、地層のダイナミックな変化を実感できる。
秩父は食べ物がおいしいだけでなく、自然も豊かで見どころが多いうえに、長い地球の歴史も実感させてくれる場所がたくさんあります。この前原の不整合も駐車場から歩いて数分で行けます。道から急な石段を下ると不整合の石をすぐ目の前で見ることができます。説明板を見ていないとわかりにくいですが、地球の誕生の深淵を垣間見ることができます。一度は見ておいていいところだと思います。
解説がありますが、国の天然記念物でも地質の現象はなかなか分かりにくいですね。前後の幅が狭くて落ち葉がすきまを埋めている急な階段の上り下りには注意が必要です。
偶然にも、必然でも良く話しかけられる。ある程度は、擦り合わせる事は可能だが最近は遠慮している。地域によって証明される。『不整合』歴史が、証明してくれる。
犬木の不整合と並んで国指定天然記念物であって、地殻変動のダイナミックさを教えてくれるジオサイト。荒川左岸の侵食崖に露出。下部の黒っぽい岩は、秩父帯(約2億年前~1億5000万年前・中生代ジュラ紀)の泥岩で、その上に、古秩父湾が形成されはじめたころの礫岩(約1600万年前・新生代新第三紀)や砂岩層が重なっています。この様な地層がどの様に形成されたかを簡略化すると以下の様になります。① 2億〜1億5000万年前に海底に堆積形成された泥岩が、大陸側のプレートに付加(秩父帯)。② この秩父帯が隆起し地上に露出、表面は侵食される。③ ②が沈降し海(1700〜1500万年前にここに存在した古秩父湾)に沈み上部の地層が形成(浅い時が礫岩、深くなると砂岩)。④ 地層全体が再度隆起し地上に露出。②と③の2つの地層の間に大きな時間的不連続が認められ、その様な関係を不整合といいます。
案内板の写真です。
ここもジオパーク引っくるめて国指定を受けたのですね。前原の不整合は以前見ましたが、何処が不整合なのよくかわからなかった。次に見るときはじっくり見ます。
石が割れる!大山倍達になった気分🤣
駐車場に近く、露頭もすぐ判ります。下部が砂に埋まりぎみですが、不整合面は見えています。脇の荒川の川原は広くて気持ちいい。
国指定天然記念物になった地層があります。案内板に詳しい説明が記されています。駐車場もありますが、不整合のある所まで歩道はありません。また、荒川の川原まで急な階段を降りるのにも注意が要ります。
名前 |
前原の不整合 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0494-26-5511 |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.5 |
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かなりな急階段をおります。少なくともスニーカー。駐車場からは距離がある。バイクだと近くの路地の脇に止められる。解説がないとただの絶壁だけど、このあたりは化石も見つかるらしい。ここから河原の方へ降りても化石が見つかるかもしれません。ま、マニア以外は絶対来ないようなところ。