明治村の郵便局、歴史を感じる!
宇治山田郵便局舎の特徴
明治42年に建設された木造の郵便局舎、存在感が際立ちます。
郵便局の出張所があり、郵便振替や投函ができる便利な場所です。
ユニークなV字形の建物が印象的で、明治の雰囲気を満喫できます。
明治村内にある現役の郵便局ポストは投函することも出来る。三重県の伊勢外宮に近い宇治山田にあった。明治43(1909)年建築。重要文化財に指定されている。
山田(現 伊勢市)には明治5年に郵便後所(8年に郵便局と改名)が設けられたが、局長の交替や電信事務の尊入などに伴って局合は移転を重ね、明治42年にこの庁舎が伊勢神宮外宮前の神域正面角地に新築された。設計者は通信省の技手白石円治といわれ、L字型平面の角が入口で、公衆室と呼ばれる円形のホールとなっている。ホールの周囲はカウンターになっており、左の異部で郵便事務が行われ、右の翼部に電話交換室やレンガ造の切手倉庫などが設けられた。ドーム状の天井にある高窓からは先が入り、明るいホールとなっている。玄関脇には明治20年代の黒いポストが復元され、現在も利用されている。
今でも本局として活躍できそうな木造の大きな郵便局。中に入ると右側に郵貯・郵便の窓口があるのですが、なんと円形!こんな面白い窓口が自宅近くにあれば、みんなに誇れる郵便局になるなと思ってしまいます。
久しぶりの明治村。子供の頃は家族や遠足で何度も来た場所ですが、今回ひとりでふらりと訪問してみました。35年ぶりの明治村の記憶は、帝国ホテルと市電と蒸気機関車くらいしかなかったので、それ以外の場所では初めて訪問する新鮮さがありました。メイドのコスチュームを着て歩いている若い娘がいたので、衣装を貸し出しているのでしょうか?街の雰囲気に溶け込みここに似合う衣装だったので、文明開化の音がするような気がしました。古き良き時代を思い出す、貴重な建物が沢山ある明治村は、なんど来ても楽しい場所です。
存在感があります。長い期間の修理でした。
入り口のドームが印象的な建築物でした。展示されていた大きな時計もおもしろい。
修復成った宇治山田郵便局舎を初めて訪ねました。綺麗になったのは勿論ですが、以前は無かった集配人の控室・宿直室、切手倉庫など創建当初の姿が復元されているようです。展示施設もリューアルされていました。展示は郵便の歴史を紹介したものですが、とても素晴らしいです!郵便制度こそ文明開化の象徴と言わんばかりの郵便制度の充実にかける明治政府の意気込みを感じました。見ているうちにかつて大河ドラマ「青天を衝け」で前島密や杉浦譲や渋沢栄一たちが郵便制度を作るために四苦八苦していたシーンを思い出しました。今では空気のように当たり前になった郵便制度ですが今日に至るまでに多くの先人たちの苦労と努力があったのだなと改めて感じました。ここには多くの人に訪れてほしいと思います。
明治村の数ある建物の中でも、帝国ホテル玄関などと並んで必見! の建築です。シックな色合い、円筒形の玄関の両脇に尖塔を配したモダンな構えの外観は、遠くからでもよく目立つ存在感があります。内部では郵便の歴史がパネル展示などで紹介されており、未来の自分に手紙を送る、といったしゃれた趣向のコーナーもあります。この建物だけ単独で取り出しても、ミニ博物館として通用しそうです。
面白いデザインの建物です。昔の人は中々お洒落ですね。この建物好きになりました。
名前 |
宇治山田郵便局舎 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.2 |
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宇治山田郵便局舎は、もともと三重県伊勢市に位置し、明治42年(1909年)に建設された建物です。現在は愛知県犬山市の博物館明治村に移築・保存されています。この建物は、木造平屋建てで銅板葺きの屋根を持ち、中央には円錐ドーム形の屋根、両翼には寄棟の屋根が配置されています。外観はハーフティンバー様式で、漆喰塗りと下見板張りの壁が組み合わされ、正面の左右には小さなドームを載せた角塔が特徴的です。内部に入ると、円形の「公衆溜」と呼ばれるホールがあり、その周囲を窓口カウンターが囲んでいます。ホールの天井は高く設計され、高窓から自然光が差し込む構造となっています。また、東翼部の背面には切手倉庫があり、レンガ積みの壁で囲まれ、防火対策が施されています。この宇治山田郵便局舎は、明治時代の本格的な木造郵便局舎として唯一現存する貴重な建物であり、平成11年(1999年)には国の重要文化財に指定されています。明治村を訪れた際には、ぜひこの宇治山田郵便局舎に立ち寄り、明治時代の郵便文化と美しい建築を堪能してみてください。歴史的な建物と展示が、当時の生活や文化を生き生きと伝えてくれることでしょう。