室町時代の安らぎ、龍吟庭。
龍吟庭の特徴
室町時代に造られた枯山水庭園で、歴史的価値が高いです。
大徳寺に隣接する美しい方形の庭園で、静かな時間を過ごせます。
象徴的な物語性と質感の豊かさが魅力の庭園として知られています。
大徳寺の塔頭寺院のうちのひとつ、龍源院の北側にある方形の庭園。方形の庭に数個の石という構成は一般的な枯山水にも似るが、枯山水にしては珍しい玉砂利を用いないのが大きな特徴のようだ。石の並びで山を模したような作庭は枯山水でよく用いられる様式だと思うが、玉砂利がなく低木の垣があるのはやや枯山水らしくはない。さりとて豪壮に水を引いて池や林をなす池泉回遊式庭園とも違う。なかなか独特な庭で、必見だ。また石の並びも直線的でちょっと面白い。苔と縁との色調の対比も含め、さまざまな点で異色な庭だと思う。
龍吟庭の魅力は、象徴の物語性だけでなく質感の豊かさにもあります。苔の海原の中から顔を出す石はどれも決して大きくはありませんが、よく目を凝らすとひとつひとつが異なる表情を持ち長い年月の風雨が刻んだ筋やわずかな傾きまでが、庭全体のリズムをつくり出しています。背景の土塀は意識して高くせず苔と石を主役とする設え。そのため視線は自然と庭の内部を巡り、石の間を流れる見えない水の気配や苔のふちでほどけていく「波打ち際」を追いかけることになります。
龍吟庭 (りょうぎんてい)室町時代に造られた須弥山式の枯山水で、大徳寺では最も古く、真の禅院庭園として有名です。三尊石組からなり、中央に突出している石が須弥山で一面の苔が大海を表しています。須弥山とは佛説でこのように説明されています。「私たちの宇宙世界は九つの山と八の海からなり、その中心が須弥山と云い高さも深さも八万由句とはかり知れません。これが私たち本来具え有している絶対的人間性で、誰もい犯すことの出来ない本来の姿です。」これを表しているのがこの龍吟庭で、これを自ら発見することが禅の覚りです。右手廊下より見ますと石組みの線がわかります。
Adorable and quiet place. Really enjoyed it
| 名前 |
龍吟庭 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町603 8231 |
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2024年 3月10日 第58回京の冬の旅龍吟庭北庭「龍吟庭」は主庭になる。室町時代、相阿弥(そあみ)作庭によるという。須弥山式の枯山水式庭園であり三尊石組、全面を覆う杉苔からなる。苔地は大海、石組は陸地を表す。中央の石組が須弥山で、主石の立石は右にやや傾く。その天端は水平に切られる。その左右に二つの石が組まれ三尊石になる。その前に円い板石「遥拝石(礼拝石、座禅石)」がある。また、須弥山を滝組、臥石を水分石(みくまりいし)とするともいう。また、宝珠を追う雲間から現れた青龍の頭であり、点在する石組はその背鰭(せびれ)ともいう。クロガネモチなどわずかな植栽がある。