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嘯月楼の魅力は位置と役割にあります。詩仙堂全体を見渡すと、庭の白砂とサツキの丸い刈り込み、奥の竹林や樹木の緑がまるで一枚の絵のように構成されていますが、その絵を鑑賞するための額縁が、嘯月楼の広縁と開け放たれた建具です。視線の先には白と緑のコントラストがくっきりと浮かび上がり、季節が進むにつれてサツキの桃色、新緑の若葉、紅葉の深い赤が額縁の中で静かに移ろっていきます。庭を眺めるための座として、月や季節を味わうための楼として音や光を受け止める器としてこの小さな楼閣には、自然と共に生きようとした丈山の思想が凝縮されています。