堆砂対策が生んだ烏原貯水池。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
| 名前 |
烏原水源地分水堰堤 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
5.0 |
| 住所 |
|
|
ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
|
スポンサードリンク
周辺のオススメ
スポンサードリンク
スポンサードリンク
烏原水源地の高度な分水・放水システム烏原貯水池が100年以上経った今も現役で機能し続けている最大の理由は、建設当時、日本人技術者の佐野藤次郎氏らによって導入された「堆砂(たいさ)対策」にあります。1. 余水吐(放水門)と服部一三の筆四連アーチ構造: 美しい石造の四連アーチが特徴で、洪水時に貯水池の安全を確保するための排水機能を担っています。服部一三の揮毫: 取水塔入口の扁額(養而不窮)と同様に、この放水門・分水堰堤の関連施設にも、第13代兵庫県知事・服部一三氏による揮毫が掲げられています。これは、神戸の近代化を支える「命の水」の供給に対し、当時の行政トップが強い責任と理想を持っていた証です。2. 堆砂を防ぐ「分水システム」の技術的価値当時の最先端技術が詰まったこのシステムは、貯水池の寿命を延ばすための画期的な設計でした。濁水の流入防止: 大雨などで濁った水が発生した際、その濁水を直接貯水池へ入れないよう、上流の分水堰堤でコントロールします。余剰水の別ルート排水: 余った水や堆砂の原因となる泥水は、専用のバイパス(分水路)を通じて別ルートへ排水されます。高度な堆砂対策: ダムの天敵である「砂が溜まって容量が減る」という問題を、流入前に解決する設計思想は、日本初期のダム建設において極めて高い技術的価値を持っています。まとめ:技術と思想の融合技術: 佐野藤次郎氏によるインドの技術導入やアーチ型重力堰堤の採用。思想: 服部一三氏が掲げた「養而不窮(汲めども尽きぬ恵み)」の理念。これらが融合した烏原貯水池は、単なるインフラではなく、神戸の都市発展を支えるための「知恵」と「覚悟」が刻まれた近代産業遺産といえます。