大井川を見守る神社、歴史が息づく。
八重枠稲荷神社の特徴
大井川の洪水から村を守るための神社として歴史的な背景がありますね。
拝殿の亀甲型石積みが特徴的で見ごたえがあります。
1760年に建立され、大井川の安全を祈願しています。
2021/05/16。川越人足(かわごしにんそく)達が京都の伏見から勧請して建てたとのことです。島田市博物館の利用の傍ら訪れると良いです。
東海道脇にひっそり。写真は境内にあったお不動様のお堂。
土地柄、神社名からして、水難に関係した神社なんでしょうね。神頼みは、今も昔も同じようです。
拝殿の亀甲型の石積みの土台はカッコいいね。鳥居をくぐり左側にはイヌマキの木が一本誇らしげに佇んでいます。
大井川の川越えの安全と水難避けを祈願して1760年に建立されたもの。八重枠とは川の増水時に蛇籠に石を詰めて積み上げたものを指すようです。
境内も無い、ちいさな神社です。
名前 |
八重枠稲荷神社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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HP |
http://www.shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/jinja.php?id=4407145 |
評価 |
3.3 |
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八重枠稲荷神社昔、ここは大井川の出し堤防があり、洪水の時には蛇籠に石を詰めて杭で固定し、これを幾重にも並べて、激流から村を守りました。八重枠稲荷の名前はここからきています。宝暦十(一七六〇)年に川越衆の安全と故事の排除を祈願して建立されたといいます。しかし、ここの神社の祭日は二月の初午の日である事からも建立当時の目的は、川で亡くなった人々の供養が主だったかと想像されます。社殿は文化九(一八一ニ)年と明治三十四(一九〇一)年に修繕されました。石積みは当時のままで、大井川の石を拾って亀甲型にして、積み上げたものです。川石は堅くて、手間がかかり、今では市内数ヶ所しかない職人の技法です。