山間の静寂、大山祇命に参拝。
山間にひっそりとたたずむ神社です。整然と並んだ杉並木の奥に小さな社殿がありますが、どこか静謐な空気を感じられました。神社の砂利道もキレイに掃き清められており地元の方逹に愛された場所なんだなぁと思われました。
名前 |
板澤神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
http://www.shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/jinja.php?id=4409107 |
評価 |
3.3 |
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大山祇命が合祀されていると聞いて参拝に行きました。元々は信州の諏訪神社からの御分霊で、拝殿裏の神殿には2つの社があり、大きいほうに諏訪神社・津島神社・白山神社が合祀され、小さい方に春埜神社が入っています。板澤神社というのは多分これらのお社の総称で、地区名を社名にするのはよくあるパターンかと思います。参拝してるときたまたま氏子の方がいらっしゃって、大山祇命を祀る神社の社名が何で春埜神社なのか知ってますかと伺ったんですが「いやあ、氏子って云ってもなかなかそんな細かいところまでは知らないんだよねえ、ははは」とおっしゃっていました。大山祇命と春埜山に何か関わりがあるとは聞いたことが無いので、謎といえば謎です。広い境内で昔は大規模なお祭りが行われ、たくさんのお店も出たとのことですが、今は神事を行うのみとなっているそうです。拝殿の軒下にはだいだらぼっちが使うようなデカい笛が飾ってありますが、それについても氏子さんは詳細をご存じなく、言われ書きのようなものもありませんでした。境内に掲げられている由緒書を転記しておきます(漢数字はアラビア数字に変えています)。神社名 板澤神社鎮座地 掛川市板澤365番地由緒明治8年政府の一村一社の指示により津島神社 白山神社を合祀し、明治12年中 井上志摩守 転国につき、春埜社を合祀鎮座したものである。合祀各神社の由緒は、次の通りである。板澤神社 御祭神 建御名方命創立年代は不詳なるも、寛永年中とも伝えられる。往昔、地方は鹿多く農作物の被害甚しきにより、村民信州諏訪神社に至り御分霊を拝授し、本神社を建立し、諏訪原と称した。寛文明治年中の修繕の棟札がある。津島神社 御祭神 素盞鳴尊創立年代は、元禄年中と伝えられる。享保明治年中の修繕の棟札がある。明治8年 合祀する。白山神社 御祭神 伊弉冊尊創立年代は、享保10年頃と伝えられる。延享明治年中の修繕の棟札がある。明治8年 合祀する。春埜神社 御祭神 大山祇命創立年代は、嘉永5年2月地頭井上志摩守当地一本松に勧請鎮座すと伝えられる。明治12年 井上志摩守転国につき合祀する。祭典日 3月1日祈願祭 10月9日例祭 12月1日新黨祭。