藤寺の庚申塔、歴史の証人。
庚申塔の特徴
寛文10年造立の庚申塔が歴史を感じさせる魅力です。
小日向の藤寺近くに位置し、訪れる価値があります。
寛文元年の地蔵菩薩像が静かに佇んでいる場所です。
傳明寺さん(小日向の“藤寺”)の山門まわりで、見落としたくないのが庚申塔です。門前の左手に立つ板碑型で、日月の印と三猿が刻まれ、刻銘には「奉修庚申爲諸願成就也」や寛文十年(1670)相当の年紀が見える、と紹介されています。つまりこの石は、近所の人たちが“講”を組んで、願いごとの成就や無病息災を祈り、きちんと記録として残した町の宗教文化そのもの。庚申信仰は中国由来の考え方で、60日ごとに巡る庚申の夜に、人の体内の「三尸(さんし)」が天に上ってその人の罪過を告げ、寿命を縮める——だから眠らずにやり過ごす「庚申待」をする、という筋立てが有名です。そこで魔を払う守護として青面金剛が結びつき、また庚申の使いとされる猿が「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿として塔に彫られていきます。伝明寺さんの庚申塔は、まさにその“教科書みたいな要素”が、江戸の町のスケールで残っているのが良い。藤坂を下ってこの前に立つと、普段使いの通り道が、昔の人の夜更かしや寄り合いの気配を帯びて見えてきます。静かに手を合わせられる環境を保ってくださる関係の皆さんに、小日向の路地からそっと会釈です。ありがとうございました。
寛文十年銘の板碑型庚申塔。奉(種子)庚申爲諸願成就也三月三日と刻まれている。日月あり。「大野六供衛」「今井佐右門」などの人名が三猿の下辺りに刻まれている。
| 名前 |
庚申塔 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
| 評価 |
2.8 |
| 住所 |
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傳明寺の入口脇に寛文10(1670)年造立の板碑型庚申塔と寛文元(1661)年造立の地蔵菩薩像がある。庚申塔は寛文十庚戌年三月三日奉修庚申爲諸願成就也講の30名以上の名前が彫られている。