松平定信の扁額石に触れよう!
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| 名前 |
戒壇石 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 営業時間 |
[火水木金土日月] 24時間営業 |
| 評価 |
5.0 |
| 住所 |
|
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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【読めないまま通り過ぎるには惜しい――松平定信の扁額と同じ「1815年」の石】日曜寺の山門脇に立つ、一見すると何の石なのか分かりにくい石柱。私がこの石でまず知ってほしいと思うのが、正面に刻まれた「不許葷辛酒肉入門内」という八文字です。「葷辛酒肉、門内に入るを許さず」。葷辛とは、ニンニク・ネギ・ニラなどに代表される臭気や刺激の強い食物。酒や肉とともに、仏道修行の妨げとなるものを清浄な寺域へ持ち込まない、という戒めです。このような石は戒壇石・結界石と呼ばれます。私には単なる「飲食物持込禁止」の古い看板というより、「ここから先は、日常とは少し違う仏さまの領域ですよ」と、山門をくぐる人の心を切り替えさせる石のように感じられます。【しかも、この石は文化12年(1815)】ここからが特に面白いところです。過去の石造物調査記録では、この戒壇石には文化12年(1815)の銘が確認されています。そして、その年号を見た時に私は驚きました。すぐ隣の山門に掲げられている、松平定信筆の「日曜寺」の扁額。あの扁額が奉納されたのも、まったく同じ文化12年(1815)なのです。日曜寺は、徳川吉宗の次男・田安宗武が深く帰依した寺で、その子である松平定信は父の生誕100年を記念し、この年に扁額を奉納しました。つまり山門では、上を見ると松平定信の「日曜寺」脇を見ると1815年の戒壇石という、同じ時代の二つの歴史を見ることができます。私は、このことを知ってから山門の見え方がまったく変わりました。【日曜寺へ行ったら、山門を急いで通り過ぎないでください】御本尊の愛染明王や松平定信の扁額に目が向きがちですが、私は山門脇のこの戒壇石にもぜひ一度立ち止まってほしいと思います。「不許葷辛酒肉入門内」。二百年以上前、ここを訪れた人もこの文字を目にし、俗世から寺域へ入る前に一度心を整えたのでしょう。私なら、この石を見てから山門をくぐります。そうすると日曜寺への参拝が、単に「境内へ入る」ことではなく、一つの境界を越えて仏前へ向かう行為として、少し違って感じられるからです。松平定信の扁額だけを見るのではなく、その足元にある1815年の戒壇石まで見る。日曜寺を訪れるなら、私はこの二つをセットで見ていただきたいです。