喜連川丘陵の歴史を歩く。
大蔵ヶ崎城(喜連川城)跡の特徴
荒川の左岸に位置する丘城の遺構が魅力的です。
お丸山の頂上からの眺望は、歴史を感じる素晴らしいものです。
大蔵ヶ崎城跡の堀切と土塁は明瞭に残っており必見です。
那珂川水系荒川の左岸にある丘城。ちなみに東京湾へと流れている荒川とは別物である。城は台地先端から本丸、二の丸、三の丸と続きそれらを隔てる深い空堀、とくに本丸の堀は広いし深いぞ。なお2011年の震災で南側斜面が大きく崩れたそうだが写真は震災前のものです。
喜連川丘陵の小高い山(お丸山)の頂上に建つ連郭式の山城であった。現在は堀や郭跡が残っている。 平安時代末期、塩谷五郎惟広により築城された。 惟広は源平合戦(治承・寿永の乱)において源氏側で参戦し、元暦元年(1184年)2月の一ノ谷の戦いや文治元年(1185年)2月の屋島の戦いで戦功があり、塩谷氏の所領であった塩谷荘のうち現在の喜連川付近(当時は来連川)に相当する三千町の領地を与えられた。 文治2年(1186年)に惟広は大蔵ヶ崎城を築き、また土地の名を喜連川に改める。これをもって惟広は喜連川塩谷氏の始祖とされる。 喜連川塩谷氏の血筋は4代で絶えたものの、同族の藤姓塩谷氏から養子を迎え入れ、塩谷氏の支配は合計17代400年に及んだ。 戦国時代に入ると、塩谷氏は同族の宇都宮氏から離反と帰参を繰り返し、また一族の内紛などもあり衰退した。そして17代・塩谷惟久が、豊臣秀吉による小田原征伐の際に遅参したとして改易される(秀吉の怒りを恐れた惟久が出奔したとする伝承もあり、城址に立つ案内板にはその旨が記載されている)。 小田原征伐後には関東公方系足利氏の後裔が入封することとなる。関東足利氏は戦国期には古河公方家と小弓公方家に分裂し、既に衰退していたが、名族である足利氏の断絶を惜しんだ豊臣秀吉が、男子の絶えた古河公方家の足利氏姫を小弓公方足利頼純の子である足利国朝に娶わせ(元城主・塩谷惟久の正室でのち秀吉の側室となる嶋子(島子)が国朝の姉であり、嶋子がこれを取り成したとされる)、喜連川3500石を与えられる。 その後、文禄の役従軍中に急死した国朝から家督を継いだ頼氏が氏姫と再婚して喜連川姓を称し、関ヶ原の戦い後に徳川家康から1000石を加増され喜連川藩を立藩した。合計4500石程度に過ぎなかった喜連川家が大名とされること自体が破格であったが、足利氏後裔という家柄が徳川家にも重んじられ、10万石格の格式が与えられたほか、参勤交代義務の免除など様々な特権があった。 「喜連川藩」も参照 この頼氏の代に城下が整備され、山城である喜連川城に代わって、現在のさくら市喜連川庁舎付近に喜連川陣屋が建てられ、以後はこちらを藩庁とした。 喜連川家の支配は280年間、幕末まで続き、明治時代の1870年(明治3年)廃藩置県に先立って喜連川藩は封土を新政府に奉還、喜連川城も廃城となった。
堀切や土塁は明瞭に残ってます。曲輪の中の平地の感じや門があったであろう場所も良くわかります。地震のせいで未だに入れない場所があります。
喜連川藩の起こりについて書かれた小説を読み、史跡巡りに来ました。遺構らしきものは何もありませんが、却って良かったです。大手門内の駐車場から徒歩10-15分で見晴らしの良い展望広場まで辿り着き、そこから荒川を見下ろす眺めが素晴らしかったです。(草ぼうぼうなので、蚊に注意。)わいわい広場(観光案内カフェ)にいらしたボランティアガイドの方にも色々と説明して頂きました。城下の菩提寺や武家屋敷跡も興味深かったです。
さくら🌸が、綺麗な所ですが、紅葉も素敵でした。また藤棚があったので、咲く季節に来ます。山歩きになりますが、整備されており、良い運動ができました。
お城は残っていませんが、その遺構だけが山の大きさから伺えます。
明瞭な遺構は堀切ぐらい…。いかんせん、城址の案内が無い。
毎日、朝晩。ワンちゃんと。🍀散歩しています。四季折々の草花が、楽しめる里山です。 生態系の頂点は、【コノハヅク】。猛禽類ですよ😃。♥️✨🍀_(._.)_
現在は公園として整備されていて、遠目にも巨大な3本の堀切が見えます。一時はケーブルカーみたいなものが放置され廃墟みたいでしたが、それも撤去され再整備中のようです。喜連川神社下には、城下町の風情が残っています。
名前 |
大蔵ヶ崎城(喜連川城)跡 |
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ジャンル |
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電話番号 |
028-681-1111 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
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現在は山の公園になっています。御城の堀が残っています。喜連川庁舎に車を停めて、テクテクと御城を登りました。御城の石碑などは特に無く、代りに道祖神がたくさんありました。どの辺が「本丸」か良く分からなかったですが、スカイタワーの方まで登ると、花壇があり、展望台もあり、眺めが良かったです。スカイタワーまで車で来て散策した方が「疲れずに済んだな」と教訓を得ました。