日本初の国指定天然記念物、南房総の自然。
太東海浜植物群落(ちば遺産100選)の特徴
海浜特有の生物相が楽しめる自然の宝庫です。
トベラやハマヒルガオなど珍しい植物を観察できます。
日本で最初の国指定天然記念物としても知られています。
太東海浜植物群落大正九年七月十七日指定南房総国定公園になっているここは九十九里浜の南端太東岬の先端から南方海浜にそっている低い砂丘地です。わが国天然記念物史上最初の指定を受けたところで、明治以降植物学者の三好学、松村任三、中野治房、吉井義次の各理学博士が訪れ種々の常緑灌木が海岸に沿って密生するため、天然の海岸防風林としてすばらしいと大いに称えています。指定当時の記録には「海浜固有の植物群落があって特殊の生態を示している。この群落は地理的に植物の種類が違い、また発生の有様にも差異があり、わが国中部におけるこの類の代表である」と記されています。当時は指定区域も広く、群落の規模も大きかったようです。砂丘上の群落は海蝕によって小規模になりましたが現在は防波堤によって守られています。クロマツは滅失き損し荒波のすごさを物語っています。後退しながらもいま見られる植物はトベラ、ヤブツバキ、マユミ、ヤツデ、アルバグミ、アキグミ、ヤブニッケイ、テリハノイバラ、ガクアジサイ、ツバキ、ハマヒルガオ、ハマエンドウ、ハマボウフウ、ラセイタソウ、ハマニガナ、ハマアカザ、チガヤ、コウボウムギ、コウボウシバ、ケカモノハシなどで多種類の海浜植物が観察できます。
10月に訪れました。この時期は特に自生する花は無く、保護区は草原のようになっていました。仕方なく歩いていると保護区の北側に聳え立った岸壁があり、おそらく太東岬のものだと思われます。散歩をする人、釣りをする人がいましたが、波が強いので釣りには向かないかなといった感じでした。静かで優雅な時間だったと思います。
7月末の平日、午前中に立ち寄りました。ちょうど見頃のスカシユリが浜風に負けずに大きな花を咲かせていました。群落というイメージで、エリアいっぱいに花が咲き誇っているという訳ではなかったですが、それでもよく見れば様々な見事な花を見つけられると思います!国道からの道は決して広くないので地元の歩かれている方に注意して進む必要があります。また駐車場はなく、空き地に車を停めることになります。広くはないですが、混むスポットでもないので、停められないことはないと思います。観光地としてでなく、花が好きな方が花を楽しむために訪ねる場所です。
この時期は、釣り人が多く、イシモチが釣れてました。
地図上では駐車場があるのですが、実際にはただの空き地です。早朝は釣りをされている方が結構いました。イソメ餌の胴付なのでクロダイでしょうか?5/5現在ハマエンドウとハマヒルガオは確認。
2022.1.15撮影。車内から日の出前の美しい景色を見ることが出来る貴重な場所。
自然の強さを感じました。波の強さと植物の強さ。ガードレールもコンクリートもボロボロでした。
トベラ、ヤブニッケイ、マルバグミ、テリハノイバラ、ハマヒルガオ、ハマエンドウ、ハマボウフウ、ラセイタソウ、ハマニガナ、コウボウムギ、ケカモノハシなどがあり、海浜特有の生物相が見られます。
時期をよく確かめていった方がいい。
名前 |
太東海浜植物群落(ちば遺産100選) |
---|---|
ジャンル |
/ |
電話番号 |
0470-62-2811 |
住所 |
|
HP |
https://www.city.isumi.lg.jp/soshikikarasagasu/shogaigakushuka/lifelong_learning/2/1458.html |
評価 |
3.6 |
周辺のオススメ

細い道を進んでいくと、ちょっと視界が広がり海が見えます。ちょっとした空き地があるのでそこに車を停められます。海岸沿いは遊歩道があるようですが、台風のためか壊れていて立入禁止箇所がありました。碑とこんもりと植物が生えている土手にタイミングが良ければ花が咲いています。