日常上人の開基、紅葉絶景。
不老山薬王寺の特徴
鎌倉時代の日蓮宗の僧、日常上人開基の寺院です。
桃源郷のような静謐な境内で紅葉が鮮やかです。
誰もいない中、素晴らしい彫刻を独り占めできます。
東金と八街の間くらいに位置する静かな寺院です。目の薬が有名なお寺です。鎌倉時代の日蓮宗の僧侶である、日常上人が元和二年、1616年本尊、薬王瑠璃光如来を安置したとかかれていますので、その時に創建されたものと思われます。非常に静かな森の中にお寺はあります。三世日生により製造された霊薬、『布田の目薬』が作られてそれが有名となり戦時中の統制により一度権利を取り上げられたものの、戦後統制解除にともなってまたお寺に製造が戻されました。国道407号から外れて、こんなとこなんかある?みたいな所を通りながらお寺に到着します。お寺の上及び、お寺の横に駐車場ありますが、お寺の上に停めて行かれるのが吉です。境内には龍・龍神様が祀ってあったりしますがここの一番の見所は彫刻です。色は有りませんが普通の家であれば欄間部分に珠玉の彫刻が施された建物には目を見張るものがあります。コレで色を付けていたら国宝に指定されていたかもしれないと思うほどです。白の目立つ彫刻以外も本道の外周にそって彫刻がなされており、素晴らしいの一言です。ぜひ是非訪れて頂きたいお寺です。
日向駅から歩きで辿り着きました。掲示されている大正時代の写真に説明が添えられていますが、施餓鬼の際に臨時列車が出たほどの賑わいぶりだったそうです。ここはやはり彫刻が凄く、日貿出版社「寺社の装飾彫刻 関東編」にもカラー写真が掲載されています。長坂猪之助藤原友雅による3面の欄間彫刻は中でも秀逸で、中央の龍に対し、左が「西王母」、右が馬師皇とお寺側は説明しています。左は玉巵弾琴ではないでしょうか。いずれにせよ、特に龍の立体感がよく出ているので(尾が飛び出している感じとか)是非実物を鑑賞された方がよいです。堂内には獅子や十二神将の彫刻もありますが、遠慮して撮影しておりません。四囲も含めると見るべき彫刻の数は多く、じっくり2時間近く滞在しました。それだけの価値がある場所、必見です。
鎌倉時代の日蓮宗の僧:日常上人(富木常忍)の開基。1616年の開基、とされている。日常が本尊、薬王瑠璃光如来を伝来したといわれ、1625年 二世日円日円上人が安置。1745年 火災で古記・什宝などを焼失。現在の堂宇はその後再建。顕本法華宗に属していたが、1941年 日蓮宗、本門宗と合同し新日蓮宗の一員となる。戦後、旧顕本法華宗旧守派が日蓮宗より独立し新顕本法華宗になったが、それに追従せず1953年 独立し単立寺院となる。大本山 薬王寺として現在も顕本法華宗の僧侶が大寒の時期に毎年行われる寒行の際は必ず訪れる。【HPより抜粋】御由緒などの事前知識は全くなく、欄間彫刻をネット上でお見掛けし、急遽立ち寄ってみました。本堂正面3枚の欄間彫刻は、1800年 長坂猪之助藤原友雅の作。とにかく、本堂は四方八方圧巻の彫刻の数々。しばらく見上げていて首や肩が凝るほど、夢中になって見学出来ます。駐車場も完備されていますが、訪れる方はそれほど多くなく、ゆっくりじっくり拝観できます。
紅葉🍁がとても鮮やか、誰もいなくて独りじめできました。
とても静かな場所で建物も立派で癒されます。
日蓮宗の寺院。霊跡、由緒寺院ではないが、歴史と荘厳さを感じる。季節毎に色々な花が楽しめ、参拝者をもてなす。日蓮宗ではあるが御朱題ではなく、薬師霊場の御朱印をいただけます。薬師如来の他、大黒天尊や大聖歓喜天などもおられます。小さな集落の中にあり、本堂の裏手に広い駐車場があります。バス停もあるので、薬王寺前から歩いて直ぐです。桜の季節はもちろんのこと、梅雨時にはアジサイが綺麗に咲き、秋には紅葉が映えます。
とても渋い。のんびりした場所です。
長坂猪之助友雅と島村道友の彫刻を見ることが出来ます。
偶然遭遇したお寺でしたが素晴らしいたたづまいのお寺でした。
名前 |
不老山薬王寺 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0475-55-9614 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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家族に大病があって、10ヶ月ぶりにめでたく退院したのでお礼参りしました。何度かお願いを叶えてくれましたので、歴史的なお寺でもあり、個人的には効くと信じています。