知足の蹲踞で心満たす。
知足の蹲踞の特徴
龍安寺の茶室前にある知足の蹲踞は他にはない魅力的なスポットです。
江戸時代の水戸藩主徳川光圀による寄贈が伝えられる歴史あるつくばいです。
吾唯足知の刻字があり、現状に満足する智慧を感じる場です。
江戸時代に、徳川光圀から寄贈された蹲。「吾唯知足」(我ただ足ることを知る)と書かれています。これは道教思想から来ていて、「さらに欲しがる前に、自分が既に満たされていることを理解しなさい」という意味合いがあります。まぁ、欲をかきすぎてはいけないということですね。
水戸藩主徳川光圀公(水戸黄門)寄進と伝わるつくばいです。吾唯足知と書いて、「われただたるをしる」と読みます。元来はお釈迦様の仰った足ることを知りなさいと言った言葉で、儒教の教祖孔子が吾唯足るを知ると言い換えたものです。多くの者が自分にはアレもないコレもないと言うが、本当はすでに多くの物を手にしている、満ち足りていることを知れば人と奪い合いをすることがなく、平穏でいられると言う教えです。まあ、究極の悟りの境地だと思います。東京の陽運寺や湯島聖天にあるのはレプリカで、龍安寺にあるこのつくばいがオリジナルです。
吾 唯 足 知わかったようで、なかなか到達できない心境ですね。人と関わる世界では難しい心境ではないのかな?なんてことをいろいろ考えてしまった場所です。ちなみにこれは複製のようです。
雰囲気は良い なぜかみんな撮影しちゃうスポット。
ここにあるのはレプリカです。
龍安寺茶室の前に知足の蹲踞(つくばい)の実物大の模型があります。「吾唯足知」(われただたるをしる)禅の格言で奥深い言葉です。水戸光圀の寄進と伝えられています。
吾 唯 足 知われ ただ たりるを しる「口」が付く漢字をもじったもの。足りるを知っている人は、幸せということ。足りるを知らない人は、欲望が尽きず不幸せ。そのとおりだと思う!名言です。
龍安寺方丈の北東に据えられた銭形の蹲踞(つくばい)。こちらの蹲踞は一般的に見られるものとは形が異なり、上下左右の文字が中央の「口」という字を共有することで「吾唯足知」(吾唯足るを知る)という言葉ができあがる頓智めいた蹲踞となっております。製作者の意思さえ感じ取れる明らかに他の蹲踞とは異なったひときわ異色のある蹲踞はもともと水戸光圀の寄進であると言われており、通常公開されて私たちが見ることができるのは複製されたものであり、本物は非公開の茶室に据えられているようです。また、傍に植えられている、桃山時代に侘助という人物によって朝鮮から運び込まれて日本最古とされる「侘助椿」は例年3月上旬から4月上旬に開花し、豊臣秀吉も立派な姿を称賛したとされ一見の価値あり。龍安寺へ訪れた際には有名な方丈庭園だけでなく、こちらの蹲踞のように細かなこだわりや遊び心感じ取れる箇所もぜひ見ていってください。
禅の真髄であり、茶道の精神であり、平和の精神である。近くに侘助椿もあります。
名前 |
知足の蹲踞 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.6 |
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令和四年 いざ祇園祭へ 7月25日知足の蹲踞蹲踞には真ん中が四角くなっており、それを囲むように「五・隹・疋・矢」の4字が刻まれています(^^)