松虫姫が訪れた静寂の古刹。
松虫寺の特徴
松虫寺は1300年前の伝説と歴史が息づく場所です。
聖武天皇の娘、松虫姫にまつわる神話が魅力的です。
美しい季節の花々が訪れる人々を楽しませてくれます。
車で行くと、松虫寺近くは住宅街なので細い道になってしまうのですが…駐車場はお寺の目の前にあります。聖武天皇の第三皇女松虫姫にゆかりのある由緒あるお寺ですが、不思議なことに両脇に神社があります、たま〜に見かけますが珍しいですよね。お寺の敷地はそんなに大きくないのですがこぢんまりと凝縮されたお寺さんです。桜の季節に訪れると、本堂の前のしだれ桜がとてもきれいです。
松虫姫伝説今から1300年ほど前の奈良時代、東大寺を建立した聖武天皇の第三皇女に松虫姫(不破内親王)という美しい姫君がいました。年頃になって重い難病にかかり、姫はもとより父帝や母の后の嘆きはひとかたではなく、あらゆる治療の手を尽くしましたが、病は重くなるばかりでした。ところがある夜、坂東の下総に効験あらたかな薬師如来があるという夢のお告げがあり、天皇は藁にもすがる思いで松虫姫を下総に下向させました。坂東は聞くもおそろしい化外(けがい 役人の目の届かない所)の地であったので心ぼそいことかぎりなく、従者は一人逃げ二人去りして、下総の国府に着いたときには、杉自という乳母と数人の従者だけになっていました。ともあれ、一行は国府をあとに疲れた足を引きずるようにして、印旛沼のほとりの萩原郷にたどり着きました。すでに陽は西に傾き、訪ねる薬師堂は満々と水をたたえた湖沼を見下ろす丘の上にありました。都を遠く離れて、見知らぬ坂東の、人家もまばらな貧しい村里にたたずむ心ぼそさはたとえようもなく、人々はただ呆然と立ち尽くすばかりでしたが、今の松虫姫にとっては、この薬師仏にすがりつくほかに生きる望みもありませんでした。必死に祈ることだけが、ただひとつの生きる証なのでした。姫は心をとりなおして、薬師堂のかたわらに草庵を結びました。その草庵で雨の日も風の日も、粉雪が舞い乱れる寒風吹きすさぶ冬の日も、朝夕一心に祈り続けました。乳母や従者たちも、思い思いに近くに小屋をかけて、姫と行を共にしながらかしづいていました。数年の歳月はまたたくまに流れ、姫の一念は御仏に通じて、さすがの難病もあとかたもなく全快しました。姫はもとより従者たちの喜びは一方でなく、また都の技術を教わった里の女房や娘たちも、今はすっかり松虫姫を慕って共に喜んで、病院全快の報せはただちに都へ届けられました。都からはさっそく迎えの人々が差し向けられましたが、松虫姫は見知らぬ下総の地で途方にくれる自分達を親切にいたわってくれた淳朴な村人たちに報いるため、乳母の杉自をこの地に残し、都の技術を広めよと命じて、名残を惜しむ村人たちに見送られて都へ帰って行きました。
🌸の咲き誇る頃、満開の「吉高の大桜」を観た後、お参りさせていただきました🙏静かな佇まいの中、枝垂れ桜が美しく咲いてました🌸松虫寺と松虫姫神社が同じ敷地内にあり、仁王門を真っ直ぐ進むと瑠璃光殿、松虫姫神社があります。仁王門を右手に進むと松虫寺になります。聖武天皇第三皇女が、乳母杉自、お供の者と共に、この地の薬師如来に祈願し病を治したと言われています。都に戻り結婚、二人の子を得ますが、天皇後継者闘争に巻き込まれ、都を追われ亡くなります。遺言でこの地に分骨されたそうで、悲劇の姫の哀しみと同時に、皆から愛され慕われた証しが、ここに残されているようです。
印西市旧印旛村松虫の地にひっそりと佇む古刹。寺名は聖武天皇の皇女松虫姫が重い病を患っていたところ夢のお告げによりこの下総の地に下向し、この地で薬師仏に祈ったところ平癒したため、聖武天皇が行基に命じて天平17年(745年)薬師仏を刻み寺を建立し松虫寺と名付けたという。現在、七仏薬師如来は国の重要文化財に指定されています。また、寺の脇には松虫姫神社も建っています。是非併せて参拝しましょう。参拝したのは桜でも紫陽花でも紅葉の季節でもありませんでしたが、境内の木々は美しく静寂の中に聴こえる鳥の鳴き声が心落ち着かせるものでした。印旛日本医大駅から徒歩20分の場所にあり、すぐ手前までは近代的な住宅街なのにこの松虫の集落は古代よりはるか昔から時が止まったような錯覚を覚える土地でした。印旛日本医大駅周辺にお越しの際は是非参拝してみては。
33年に一度のご開帳です。前回は2012年だったようです。駐車場あります。
天平17年(745年)建立、国指定の重要文化財もあるお寺ですが男根崇拝の信奉物を参拝してきました。お宮は「金界宮」でしょうか?信奉物の形状が、富津市八幡の圓鏡寺さんと同じです。男根崇拝は五穀豊穣を願う神社が一般的でお寺にあるのはとても珍しいく千葉県内でも六寺しか確認していませんが、少ない中でも共通点があることに驚きました。
古来より存在するお寺さん(神仏分離により神社とお寺に分離して存在)。アジサイを見にきましたが、盛りを過ぎたのか思ったほどではありませんでした。がしかし、ざわざわと人がおらず落ち着いて古刹をうろっとすることができました。コンクリ張りの駐車場(10台ぐらい)があります。
由緒あるこぢんまりとしたお寺です。境内には松虫姫の墓や神社もあります。静かな佇まいに、ひと時癒されてみては?
6月20日に来訪。青い紫陽花が美しく、とても古く情緒のあるお寺。所々に少し階段あり。トイレはあるものの、和式なので高齢な方や車椅子の利用はちょっと不便。駐車場はあり。
名前 |
松虫寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0476-98-0096 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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通り掛かりに見つけた神社でした。由緒あり、大きくはないですが何か落ち着く神社でした。