被爆クスノキが見守る神社。
山王神社の特徴
住宅地に位置する山王神社は、被爆歴を継承する重要なスポットです。
原爆に耐えた片足鳥居と樹齢約500年の被爆クスノキが圧巻です。
松平信綱により創祀された由緒ある神社で、力強いパワーを感じます。
山王神社は長崎県長崎市坂本に鎮座し、村社であった山王神社(日吉神社)と県社の皇大神宮が合併(皇大神宮側に合祀)して創祀された神社です。また、浦上皇大神宮とも称され、また山王日吉神社とも称します。第二次世界大戦の終焉を迎える直前の昭和20年8月9日午前11時02分、長崎市への原子爆弾投下によって鎮座地が爆心地から約800メートルの地点に位置していた為に被爆し、その跡を残す二の鳥居(片足鳥居)や、原爆の熱線と爆風により、死に絶える寸前となりながらも豊かな緑を取り戻した樹齢500~600年の大楠(被爆クスノキ)が、現在では当神社の象徴です。
長崎駅からバスで20分位です。階段を見上げた先には二の鳥居(片足鳥居)が視界に入ります。心が痛みます。足を進めると原爆の熱線と爆風により、死に絶える寸前となりながらも豊かな緑を取り戻した大楠(被爆クスノキ)があります。実物を見るべきだと思いました。隣には保育園があり元気な園児たちの声が弾んでいました。平和な世界を願い参拝しました。
片足鳥居を少し進むと山王神社があります。福山雅治さんのくすのきの曲の題材になったくすのきを間近に感じることができます。おみくじもありますが、自動販売です。(100円)御朱印(500円)をもらおうと思いましたが社務所に誰もおらずどこに声をかけてよいかわかりませんでした。近くに保育所があり平日の朝に行ったので子どもたちが元気に遊んでいました。
被爆くすの木が参道の両脇に残っています。右側のくすの木は階段があり空洞の中が覗くことができます。被爆当時は石が突き刺さっていたそうです。今では樹木医さんのおかげもあるかもしれませんが生き生きとしています。
神社の入り口にオオクスノキの大木があります。原爆により枯れ果て、ダメだと思われたそうですが、息を吹き返し、立派に緑をつけていることに感動です。木にどでかい穴が空いていて、爆風により巨石が木の中に落ちたそうです。それもまた、原爆の威力をひしひしと感じます。近くの「半分の鳥居」と共に見に行って欲しい場所です。
原爆でも残った一本足鳥居と被曝跡が生々しく残る大楠。爆風で幹に穴があき入った石がそのまま残っている原爆。
ナビの設定で車で行ってはダメです‼️狭い道になり行き止まり‼️‼️引き返すのに一苦労しました。片鳥居から参拝するのがよいですが、それでも駐車場はありません。歩いて行っても道を間違え横から入っていいですかと訊ねた方が宮司(参拝日の新聞にクスノキのことで掲載されていた)で了承していただきました。ご朱印も快く承けて下さりました。
原爆で破壊された神社の建物があるわけではない。神社そのものに、見どころがあるわけではない。入り口にあるクスノキが被爆クスノキと呼ばれ、原爆を受けても枯れずに残ったこと、周辺に原爆で破壊された鳥居があることから、有名。詳細はそれらが、別に地点として登録されているので、そちらを見たほうがよい。
被爆地を代表する片足鳥居や被爆クスノキがある場所。御朱印もいただけます。
名前 |
山王神社 |
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ジャンル |
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電話番号 |
095-844-1415 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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鳥居と大クスを見て、参拝しました。大クスのデザインのお守りも頂き、清々しい気持ちで帰路につきました。