歴史ある阿豆佐味の静寂。
阿豆佐味天神社の特徴
阿豆佐味天神社は、多磨郡式内社の一つで歴史深い神社です。
境内の狛犬や灯籠は見ごたえがあり、独特の風情があります。
安産の御利益とされる猫の守り神が有名で、訪れる人々に愛されています。
多磨郡式内社8座の1座。阿豆佐味天神社の総本宮。資料によると、社伝によれば、寛平4年(892年)桓武平氏の祖・上総介高望王が創建したという。村山郷の総鎮守で、武蔵七党の一、村山党(高望王の子孫で秩父平氏の流れを汲む)の氏神として崇敬を受けたとあります。阿豆佐味という社名については、梓弓によるという説、楸(きささげ、古名あずさ)によるという説、湧水(阿豆=甘い、佐=味の接頭語、味=水で、甘い水の意)によるという説など諸説ある。とあります。御祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと)、素戔嗚命(すさのおのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)。御参考として、創建年代等は不詳ながら、上総介高望王が再建が寛平年間(889-898)に再建したと伝えられ。と言う説があります。
2024.3阿豆佐味天神社(あづさみてんじんじゃ)阿豆佐味天神社の総本宮となります。【御祭神】少彦名命(すくなひこなのみこと)、素戔嗚命(すさのおのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)【由緒】社伝によれば、寛平4年(892)桓武平氏の祖・高望王が創建したと伝えられる。慶長5年(927)に編纂された『延喜式神名帳』にには武蔵多摩郡八座の一座として記載されています。瑞穂町郷土資料館の年表を見るかぎりは瑞穂町最古の神社のようです。参道なども古社の雰囲気があります。悪く言えば整備が足りてないかな。鳥居右脇の道を入ると参拝用駐車場があります。平日は静かな雰囲気です。
この地域にいくつかある阿豆佐味天神社の総本宮とのことで、旧社格は郷社で式内社という古社で、歴史ある神社の風格のようなものを感じますし、自然に囲まれた環境で空気は清々しく、落ち着きますただ人の気配はなく、境内は定期的に掃除されているようですが、本殿や境内社も少し荒れ果てていて、神社の運営維持にご苦労されている印象です参道の階段前にあるずんぐりした灯籠や、狛犬の勝ち誇った顔などは見ごたえあって好きです。
阿豆佐味という名前は、梓弓、楸(きささげ、古名あずさ)、湧水(甘い水の意)など諸説。また興味がわき、名前の由来を色んな観点から可能性が高いものを整理してみました。【佐味】●佐味氏:崇神天皇の子孫の佐味氏。⇒佐味氏となると、御祭神は崇神天皇の皇子の豊城入彦命となり天神とはなりませんので、まずは可能性が無いかと思います。●美しい水。⇒美しい野を佐野と言うように、佐味は美しい水でしよう。これは間違いないと思います。【あず】●天津(あまつ):龍神様の恵みの水。⇒阿豆と変換される同様の神社が無いです。初めはコレだと思っていましたが可能性が無い感じがします。どちらかと言うと小豆(あずき)の方が可能性があります。●東(あずま):奈良の佐味天神社と区別。⇒献上という役割が無いので可能性が低いと言えます。また、阿豆良神社(あずら)や阿豆枳島神社(あずき)という神社があるので、阿豆だけに省略されることは無いかと思います。省略されないとすると、梓弓、楸(古名あずさ)、梓巫女(あずさみこ、中世以降)も可能性が低いといえます。●坍(あず):がけ。がけのくずれてあぶない所。⇒あぜ道と同様にあずと言い、飯能市阿須(あず)は、がけ。がけのくずれてあぶない所という意味から地名となったとあり。飯能市阿須山に赤城神社(御祭神:崇神天皇の皇子である豊城入彦命)があり、やはり、湧水が出たところだったという。(赤城神社の御祭神が、群馬県赤城山の豊城入彦命。末裔に佐味氏。迷わせるところだが、天神ではないので、やはり、佐味氏路線では無いと推測。)●梓実(あずさみ):楸(きささげ、古名あずさ、利尿作用があり、腎臓病に薬効がある)の薬名が梓実(しじつ、あずさみ)と言う。全国に生えていて土地特有とは言えないので可能性が低いかと思います。●阿豆佐和氣命:三島大神(事代主命)の王子。伊豆固有と推測され、他に阿豆佐味命という神さまも見つからず。可能性が低いかと思います。■結論坍佐味(あずさみ、がけからの湧水)と推測されます。効能がある水だったのかも知れません。以下は、全国の類似と思われる神社。●佐味天神社(奈良県磯城郡田原本町佐味)御祭神:天忍雲根命(天児屋根尊の御子神、皇孫の御膳に使う水を、国土の水に天上の水を加えて奉れという神漏岐神漏美命(かむろき・かむろみ)の委託により、 父神・天児屋根尊の命を受けて、神漏岐神漏美命の元に遣わされ、天水を天二上よりもち下った。天牟羅雲命にも同様の話があり、同神か。)●西佐味神社、佐味護国神社(奈良県御所市鴨神)御祭神:高木大神、高龗大神、闇龗神など。佐味は地名で、有難い湧水が出たとのこと。●佐味神社(富山県下新川郡朝日町)御祭神:天照大神、建御名方神、菅原道真。前を木流川、稲作において重要な水資源。●長濱神社(石川県七尾市佐味町)御祭神:少彦名命(元々の神社名は天神社)●春日神社(奈良県河合町佐味田)御祭神:天照皇大神、天津児屋根命、西宮大神。河合にある廣瀬神社を水の神とし、古代より水の神、水田を守る神、五穀豊穣の神として手厚い信仰を受けてきました。以下は、佐味氏路線の神社(御祭神:豊城入彦命=崇神天皇の皇子、佐味氏の始祖)●佐味神社(滋賀県長浜市高月町)●佐味神社(滋賀県長浜市余呉町)以上です。
阿豆佐味天神社の総本宮で参道も長く立派ですが、今は人が来ないのかひっそりとしています。狛犬と獅子が笑っています。
2021年4月、ロードバイクで塩船観音への道中に立ち寄りました。新青梅街道沿いにあります。木々に囲まれた静かな境内の中で参拝する事ができました。
静かな良い神社です。老朽化で取り壊した神楽殿が土台を残してそのままなのが寂しいところ。お金もないし舞う人もいないしねぇ、と境内で掃除されてた方がおっしゃってました。
阿豆 佐味 天神社の 総本宮武蔵國 多摩 郡八座村山郷総鎮守 武蔵7党の 村山党の氏神寛平4年892年 桓武平氏の祖 高望王 創建主祭神 少彦名命 スサノオノミコト大己貴命社格 など 式内社 (小社)旧郷社例祭3月4日殿ヶ谷の地名は村山党の居館があったことによるバスによる 移動JR 八高線 箱根ヶ崎駅 立川バス より 殿ヶ谷下車 5分 またはJR 立川駅北口 立川バス 箱根ヶ崎行き 岸 5分左奥に境内社とお稲荷様 右奥境内社 小さい古い トイレあり 駐車場は比較的広い スロープがあり車いすでも 拝殿 とか訪れやすい 拝殿 や本殿 の周りはやや 雑然としています 参道の 3月末 に訪れました桜並木 が 綺麗でした。
狛犬さんが蛙みたいで可愛らしいです♪
名前 |
阿豆佐味天神社 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
042-557-0439 |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.9 |
周辺のオススメ

東京都瑞穂町の旧青梅街道から少し入った所にある無人の神社。しかしその歴史は深そうで貫禄のある社殿である。境内拝殿の両脇奥に境内社がいくつかある。