十勝アイヌの歴史、ここに集う。
幕別町蝦夷文化考古館の特徴
吉田菊太郎氏が設立したアイヌ資料の宝庫です。
古い家屋の中に充実した展示が広がっています。
素晴らしい眺望の展望台から景色を楽しめます。
古い家屋ごと資料になってるらしいのですが中に入ってみると思いのほか展示が充実していて楽しめました。職員の方のご対応も丁寧で嬉しかった。今年いっぱいで一旦展示を取りやめて改装をするみたいなのでお早めに伺ったほうが良いかも?再開は4年後とか…
北海道の博物館、資料館巡りをしていますが時間があれば寄ってみて下さい。現在の館長が来館者を待ち構えています。色々説明してくれるし、面白かったです。資料はそれほどありませんが、生の写真を見ると歴史を感じることができ、公立の資料館とは違った味わいがあります。
チロトコタン出身で十勝アイヌのリーダー的存在だった吉田菊太郎氏が個人で設立したアイヌ関連の資料館。先祖の残した文化財の散逸を恐れて自らコツコツと収集し昭和34年に開設。彼は若い頃相当荒れていたようで深酒の末に自宅を燃やしてしまった。そのことから悔い改め、自らとアイヌの生活改善に努めるようになります。その後は村議、町議など各種公職を務め、北海道アイヌ文化保存会会長としてアイヌ民族の窮乏の問題解決に奔走しました。そんな彼の人生の集大成が結実した資料館です。
かなり昔の希少な蝦夷文化が惜しげもなく展示されてます。地域に根付いたもので溢れており、伝承され続けて欲しいものばかりです。また館長さんが、とても気さくで、いろいろと教えて下さいますので、とても有り難いです。なお考古館の入り口は狭いですので、お気を付けて。
入館は無料です。国道38号線沿いにありますが、民家のような建物なので、うっかりすると通り過ぎてしまいそうです。展示室は広くはないですが、ぎっしりと詰まっていて、中央には丸木舟が鎮座しています。アイヌの方々に関する物品が多いですが、石器や化石なども展示されています。壁には写真がたくさん貼られていて、当時の様子を教えてくれます。書籍なども売っているようです。建物は少々お疲れ気味で寒かったのですが、管理人さんが熱く語ってくれます。
資料や展示物は素晴らしいものがあるもののいかんせん入口の表示がわかりにくく、見た目も内装もほぼ古い一軒家なので入館すること自体しばらく躊躇してしまいました。もっと一見さんが入りやすい雰囲気作りをお願いします。
アイヌ文化を後世に伝えたいという吉田菊太郎氏の熱意を感じられます。小スペースながらに貴重な展示品がぎっしり。管理人さんから文化財にまつわるお話を沢山聞かせて頂き、驚きや関心を惹かれるばかり。よりアイヌ文化に興味が湧きました。実際に織物に触らせて貰ったり、丸木舟の重さを確かめさせて貰えたのも貴重な経験でした。行って良かったです!
管理されている方から展示物などの説明をしていただいて、こんな貴重なものがここにあるのかと驚くとともに大事にしていかなくてはならないと認識させられた。
アイヌ民族資料を集めた私設資料館がはじまり。こじんまりしているが資料は豊富。和室で衣類に触れられる。個人宅だったので靴を脱いで入る。解説あり、入館無料。
名前 |
幕別町蝦夷文化考古館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0155-56-4899 |
住所 |
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HP |
https://www.town.makubetsu.lg.jp/kyouiku/matikadogallery/ezobunkakokokan/ezobunkakokokan.html |
評価 |
4.0 |
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ゴールデンカムイスタンプラリーで訪問。ナビで行きましたが、あっさり通り過ぎてしまいました。ちょっとわかりにくいです。個人宅を資料館にしているのであまり広くはないですが、資料は満載。管理人さんがとても熱心で、説明も丁寧です。もっと予備知識を持って訪問したら楽しめたのにとちょっと後悔しました。そのくらい貴重でレアな資料がたくさんありました。手にとってOK、写真もご自由にというので何と大盤振る舞いなことか!記帳してほしいとのことで、前に訪問されている方のじゅうしょを見ると、全国各地から訪れている方が多くてびっくり。ゴールデンカムイ効果なのか?何にせよ、漫画からアイヌの知識を広げられるって素敵だなと思いました。